2011年5月1日 18時21分 更新:5月1日 21時22分
陸上自衛隊は1日、警戒区域に指定された東京電力福島第1原発から半径20キロ圏内の沿岸部で初めて、東日本大震災の行方不明者を捜索した。この日、20キロ圏内での遺体の収容はなかった。
第2普通科連隊(新潟県上越市)などの隊員約130人が福島県楢葉町で午前8時から、防護服を着て重機でがれきを撤去しながら進めた。
陸自の捜索は、岩手、宮城両県で被災面積の9割前後に達したものの、福島県では原発周辺地域で進んでおらず、6割にとどまっている。陸自は3日以降、原発北側からも20キロ圏内を捜索する予定。【鈴木泰広】