東北新幹線:全線復旧 青森~鹿児島つながる

2011年4月29日 20時32分 更新:4月29日 20時37分

新青森行きの「はやぶさ」501号=東京駅で2011年4月29日午前、江刺弘子撮影
新青森行きの「はやぶさ」501号=東京駅で2011年4月29日午前、江刺弘子撮影

 JR東日本は29日、東北新幹線の仙台-一ノ関の運転を再開し、東日本大震災発生から50日目で東京-新青森間の全線が復旧した。震災翌日の3月12日に九州新幹線鹿児島ルート(博多-鹿児島中央)が全線開業しており、青森から鹿児島までが初めて新幹線でつながった。3月5日に運行を開始したばかりだった新型車両「はやぶさ」も運行を再開した。

 ◇ダイヤ通常の9割

 JR東日本によると、当面の運行は通常ダイヤの約9割。「はやて」「やまびこ」は東京-仙台間で1日上下計106本、東京-新青森間で同27本運行する。「はやぶさ」は東京-新青森間、東京-仙台間で1日1往復ずつ運行。修復を終えたばかりの区間を徐行運転するため、東京-新青森間は通常の所要時間より55分遅い約4時間で結ぶ。

 仙台駅を訪れたJR東日本の清野智社長(63)は「全線復旧がゴールデンウイークに間に合うことができた。はやぶさも、早く時速300キロを出せるように復旧させたい」と話した。【三村泰揮】

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