鉱工業生産指数:3月15.3%減 過去最大の下げ

2011年4月28日 11時33分

 経済産業省が28日発表した3月の鉱工業生産指数(速報値、05年=100)は82.9となり、前月に比べ15.3%低下した。前月を下回るのは5カ月ぶり。下げ幅は、リーマン・ショックの影響で生産が落ち込んだ09年2月の8.6%を大きく上回り、過去最大となった。東日本大震災の影響で、自動車や電機をはじめ全業種で減産を余儀なくされた。

 経産省は、基調判断を「持ち直しの動き」とした前月から「生産は急激に低下」に下方修正。リーマン・ショック時の08年11月~09年2月の「急速に低下」より強い初めての表現を採用した。

 下方修正は昨年9月以来6カ月ぶり。【増田博樹】

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