2011年4月27日 20時28分 更新:4月28日 0時3分
日本相撲協会は27日、八百長問題で無料公開となる大相撲技量審査場所(5月8日初日、東京・両国国技館)の入場券の発券を始めたが、転売を禁じている入場券が早くもインターネットのオークションに出品された。相撲協会は「無料で渡したその先のことだから何ともしようがない」と困惑気味だ。
27、28の両日発券される入場券は15日間分の約3万枚。5倍近い約14万枚分の申し込みの中から抽選で当選者が決まった。4人1組で座る升席は有料開催の本場所では1升約4万5000円だが、無料入場券にオークションでは28日午前0時現在、千秋楽で1升2万円台などの値がついている。ネットオークション最大手のヤフーによると、無料入場券の転売行為は直ちに違法とは言えず「出品された券を削除するのは考えにくい」(広報室)としている。【飯山太郎】