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節電の夏、脳梗塞の危険高まる 体重減は危険信号

2011年6月25日19時45分

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図:夏の脳梗塞にご注意拡大夏の脳梗塞にご注意

 電力不足から節電が求められている今夏。エアコン使用を無理に控えたり、設定温度を高くし過ぎたりすると、脱水症状から脳梗塞(こうそく)になる危険性が高まる。専門家は「特に高齢者は、こまめな水分補給を心がけて」と呼びかけている。

 脳卒中の中でも、高血圧が原因の脳出血は冬に増えるが、血管が詰まって起こる脳梗塞は夏場に多い。血液中の水分が減り、どろどろになりやすいためだ。

 国立循環器病研究センターによると、過去3年間で脳血管内科に入院した患者は288人。このうち8月は57人で、ふだんの月の約2倍だった。

 脱水を防ぐため、水を多めに飲み、酒は控えめにする。ろれつが回らなかったり、体にしびれを感じたりしたら、すぐ検査を受けたほうがいい。横田千晶医長は「体重が1週間で3キロも減ったら危険信号。体力が弱る夏風邪にも注意して」と話す。(東山正宜)

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