登録日:2008年06月23日

■ イベントエラー ID 2011

グループポリシーエディタを開こうとすると、「このコマンドを処理するのに必要な記憶領域をサーバーで確保できません」というメッセージが出て、開けない。
ファイルサーバへアクセスするセッション数が増えてくると、同様なメッセージがクライアントにも表示されて、アクセス出来なくなった。

原因:マカフィーのエージェントタイプのセキュリティ対策をソフトを該当のサーバへインストールしたことにより、発生。
マイクロソフトサポート情報

対処:
1. [スタート] ボタンをクリックし、[ファイル名を指定して実行] をクリックします。
2. regedit と入力し、[OK] をクリックします。
3. 次のキーに移動します。
HKEY_LOCAL_MACHINE\System\CurrentControlSet\Services\LanmanServer\Parameters
4. 右側のウィンドウで、レジストリ値の [IRPStackSize] をダブルクリックします。

注 : 値 IRPStackSize がない場合は、次の手順を実行して作成します。 a. レジストリの [Parameters] キーをクリックし、右側のウィンドウを右クリックします。
b. [新規] をポイントし、[DWORD 値] をクリックします。
c. IRPStackSize と入力します。

重要 : 値の名前では大文字と小文字が区別されるため、"IRPStackSize" は記載どおりに正確に入力する必要があります。

5. [IRPStackSize] を右クリックし、[変更] または [編集] をクリックし、ベースを 10 進数に変更します。
6. [値のデータ] ボックスに、表示されている値よりも大きな値を入力します。

IRPStackSize エントリが存在しない場合、デフォルトで値は 15 に設定されます。手順 4. に記載された手順を使用して、値 IRPStackSize を作成した場合は、15 よりも大きな値を入力します。値は、3 ずつ増やすことをお勧めします。つまり、前の値が 11 の場合は、14 と入力し、[OK] をクリックします。
7. レジストリ エディタを終了します。
8. コンピュータを再起動します。

注意 
IRPStackSize の値は、2003 Serverの初期値は、十進数で、15
IRPStackSizeのキーがないときも同様だが、ウィルス対策ソフトを入れたことで、このキーを作って明確に指定する必要が生じたようだ。
15の設定で回復したが、この値は、2003 Serverで最大32まで設定可能。
搭載メモリに余裕があれば、必要に応じて最大値まで設定することは可能。

※ Windows Server 2003 での最大値は 32 (16 進数では 0x20) です。オブジェクト マネージャでは最大 50 までの値がサポートされていますが、特定の状況では、32 を超える値を設定すると、サーバー メッセージ ブロック (SMB) のパケットでバッファ オーバーフローが発生する可能性があります。そのため、32 を超える値はサポートされていません。

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記入者:Pigura 登録日:2008/06/23 16:40