地球歩記バックナンバーNo.66
 
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移動はつらいよ
 当初の予定では、モンテビデオからアスンシオンの国際バスに乗る予定でした。当然の如く、アルゼンチンを経由してパラグアイに入国すると思い込んでの選択でした。しかし実際はブラジルも少しだけ通過する為、ビザのない私が利用できるはずも無く、急遽バスを乗り継いでのパラグアイ行きに変更となりました。こんなことならブエノス・アイレスから一気にアスンシオンに出たのですが、そんなことは後の祭りです。この旅一番の贅沢な宿でくつろぐ私

 土曜日のバスに乗ろうと、モンテビデオ市内のバス会社にチケットを購入に行くと、国際バスの利用が無理なことが判明。もう一晩モンテビデオに滞在する予定だったのですが、土曜日の午前0時30分にサルトというアルゼンチンとの国境の町の一つに向かいました。サルトを選んだ理由は、国際バスオフィスで「サルト国境が楽。」と聞いていたからでした。

 この旅で3度目のアルゼンチン入国です。午前10時には、国境の町コンコルディアに到着するも、ポサダス行バスは夕方の6時30分にならないと無いので、バスターミナル前の芝生で居眠り。それでも時間が余り、重たい荷物を担いで街中をぶらつきました。
 そして30分ほど遅れて、ブエノス・アイレスから来た、ポサダス行のバスに乗り込むも、実際はプエルト・イグアス行のバスなので途中下車になります。終点ならば起こしてもらえますが、そうでない町に深夜に着くのでオチオチ眠っていられません。深夜2時というまた中途半端な時間にポサダス到着。バスターミナルの待合室で、眠ることを決め込み朝方まで金属製のベンチで横になりました。

 明け方近くになり、警官に起こされて「エンカルナシオン行のバス今あるの?」と聞くと「ある。」とのことなので、バスに乗り込み無事、パラグアイ入国。国際バスさえ使えれば、こんな時間の無駄は省けたのですが…。頑張った自分にご褒美という訳でもありませんが、一泊US$10の日本人の経営するホテル内山田にチェックイン。朝食の「日本食食べ放題」という文句に踊らされてやって来ました。部屋もTVこそありませんが、冷房もあって快適なので、ブラジルビザを取得するまで、ここで快適に過ごしたいと思います。ここまで来れば、憧れの音楽大国ブラジルまであと一歩です。
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