| ボーナンザ世界をボードにしたゲーム | |
| 【タイトル】ボーンハンザ(Bohn Hanza) 【作者】U. Rosenberg 【メーカー】Amigo 【プレイ人数】3-5 【時間】1時間半 |
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| 【概要&FGCでの楽しみ方】 ボーナンザ世界をボードにしたゲームです。 「豆」「交渉」「いじれない手札順」といえば、ゲーム好きなら誰でも「ボーナンザ!」と即座に答えるでしょうが、この3つの要素を別の三題噺へと仕立ててみせたといったところでしょうか。 お金を儲けるゲームですが、扱う商品は「豆」だけです。手に入れられる豆は都市によって限られていますのでプレーヤーはいろいろな都市に行って豆を仕入れなければいけません。そして儲けるためには契約を達成しなくてはなりません。契約はカードになっており、それには都市の名前と必要な豆が書いてあります。すなわち、この都市に行って必要な豆をさし出せば契約達成でお金がもらえるわけです。その点でも、うまく都市をめぐる必要があります。 都市の移動のためにはその分だけ手札の移動カードをプレイしなくてはなりません。そして、この移動カードの順序がいじれないというわけです。つまり順序通りにプレイします。普通の移動カードの他に、プレイしたら税金を払ったり、都市に豆を補充したりする効果のある移動カードもあります。何れにせよ移動カードはまた手札の列の最後に戻します。厄介なのは、契約カードも移動カード同じように扱われることで、移動するために契約カードもプレイしなくてはならない場合もでてきます。この契約カードは手番終了時までに達成できなければ捨て札になります。 ですから手札をにらみながら、ますます効率よく都市を移動しなければいけません。しかし、移動カードでの移動は限界があります。そこで大事になってくるのは交渉です。豆をやり取りすることで、手番プレーヤーのいる都市に呼んでもらうことが出来ます。欲しい豆のある都市だったり、契約が達成できる都市やその近くの都市であればもちろん招いてもらいたいわけです。 細かいところは省きますが、以上のようなことでうまく立ち回ってお金を儲けた人が勝利します。 必要なアイテムを集めて指示された場所で目的を達成するということ自体はよくあるシステムでしょうが、これに「ボーナンザ」の主要な要素が組み込まれています。「ボーナンザ」とはまったく違うゲームですが、しかしかえってよくこういうヴァリエーションに仕上げて見せたなと感心します。 特に交渉を有利に行った人がゲームでも有利ですから、どんどん交渉してお招きにあずかりましょう。交渉ゲームは積極性が大事です。当会はいつも同じメンバーで遠慮なく交渉できますので、こういうゲームは喜ばれています。 (美化委員) このゲームのプレーレポートは:2003年5月3日 |