11日目 桂林から資源県へ移動、天門山観光
まだ腹の具合がよくないので朝食は鉄鍋粥で済ませる。7時50分にホテルをチェックアウト、バス駅に行って資源行きの切符を25元で買うと何と発車時間が9時45分になっている。1時間半も待たなければならないが昨日の疲れがとれていないので待合室で座って過ごす。
待合室
バスは時間通り9時45分に発車、途中市内のバス駅で数人の客を乗せ10時30分霊川県を通過、11時興安県との分かれ道を左折し12時11分資源県に到着した。茘波ではタクシーを探すのに苦労したがバス駅の前に軽自動車のタクシーがたくさん並んでいて一安心する。
資源のバス駅 タクシー
バス駅の前にある天門賓館に行きフロントの料金表を見ると標準間は288元と表示されていた。普通は半額程度で泊まれるので標準間の字を指してトウシャーチェンと聞くと80元という。3分の1以下だ。安いので泊まることにした。2星のホテルでエレベーターやバスタブが付いている。
天門賓館 客室
近くの食堂でビーフンを食べたら2.5元だった。資源県は物価が安い。
ビーフン
ホテルに戻りフロントの女性に天門山に行きたいと紙に書いて伝えてガイドとタクシーを手配してもらう。料金はガイド代と入場料を含めて130元と信じがたいほど安い。ガイドが来るのを待って14時に出発、30分ほどで天門山風景区の入場口に到着した。
天門山風景区入場口
入場口から階段をどんどん下る。途中に見慣れない蝶がたくさん飛んでいて足が止まる。ミズジチョウの仲間もいたが日本では見られない橙色の筋の蝶もいた。
80mほど下ると百弁谷の岸に出た。
百弁谷 (拡大)
ここから小舟に乗って天門山の展望台に向う。岸辺には丹霞地形の赤みを帯びた岩山が見える。
丹霞地形の岩山(拡大)
トンボが羽を休めに舟縁りにとまる。普通だったらトンボに近づくのは難しいが船の上なら簡単だ。
10分足らずで展望台に到着した。これから前方の山の頂上まで登るのだ。
展望台からの眺め(拡大)
船着き場に戻った後、階段続きの山道を登り続ける。途中にたくさんの蝶が見られて足が止まる。
日本ではなかなか見られなくなってしまったアオハダトンボも飛んでいる。オスの腹が青緑色に輝く美しいトンボだ。
アオハダトンボ(拡大)
やがて岩の隙間の細い道に入る。私はこういう道が大好きだ。
岩の間の道
このあたりにもトンボがたくさん飛んでいる。日本のムギワラトンボに似ているが少し違うようだ。
ミスジチョウやジャノメチョウの仲間も飛んでいる。ここは生態保護区になっているので昆虫が多いのだろう。ここに1泊して虫の写真を撮ってみたいものだ。
ミスジチョウの仲間 (拡大) (拡大)
ジャノメチョウの仲間(拡大) (拡大)
40分ほど登ると頂上の西一線天についた。西一線天は長さが210m、幅が1.5mから2.5mで、両側が100mの絶壁になっている。手摺がなかったら足がすくんで歩けないだろう。
西一線天(拡大)
はるか足下には先ほど船に乗った百弁谷が見える。ここまで240mほど登ってきたことになる。
頂上の付近にたばこ禁止の標識があった。日本人はめったに来ないと思うのだが日本語も書いてあった。
タバコ禁止の標識
再び蝶に足を止められながら山を下り、待っていてもらったタクシーに乗って17時15分ホテルに到着した。明日の八角寨と宝鼎瀑布の観光を手配したあとカメラのデータをパソコンに移し食欲がないので夕食を抜いてすぐ休む。