SINCE 1998
最新情報はこちらから セミパラチンスクからの留学生 リリア、アクマラル
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Last Update 2004.8.21
Report

『国際協力研究誌』(広島大学大学院国際協力研究科 2003年3月)
に掲載されたレポート(英文)は、上の英文をクリックしてご覧下さい。


 カザフスタン共和国は、シルクロードの古い歴史と文化・オアシスが作り出した、美しい自然と豊富な地下資源に恵まれた広大な国です。
 
旧首都のアルマトイは中央アジアのスイスと言われ、天山山脈からの“水の恵み”で、人口120万人の繁栄した大都会であります。(現在の首都はアスタナ)
 
旧ソ連時代、カザフスタンのセミパラチンスク核実験場(ポリゴン)では、1949.8.29の初実験から、40年間に470回ほどの核実験が行われました。
 
その結果、見えない放射能汚染の影響と傷痕は、今も残り続けています。
 
アルマトイから北東へ空路2時間、緑深い人口35万人のセミパラチンスク市があります。「死の灰」の影響は120万人以上とも言われ、現在でも30万人余りの被曝者が、癌、白血病、流産、死産、色々な障害や病気等で苦しんでいます。
 
美しいセミパラチンスク市街地から、西方120km程に四国位の核実験場(ポリゴン)が有り、現在も高い放射能汚染地帯のままに放置されています。
 
ソ連崩壊後、独立したカザフの経済も厳しく、医療品等は大変に不足しています。
 
ヒロシマ・セミパラチンスク・プロジェクトは1998.9.7に広島市民が核兵器廃絶と世界平和を願って、セミパラの被曝者への支援を目的としたNGOです。
 
事業活動として、多くの市民の皆さんのご支援ご協力を戴き、セミパラへの医療支援と国際交流を実施しています。