by 浅野みえ子
14日(火)から、一般質問が始まりました。一人ひとりの議員の方の質問を聞き、市長や部長の答弁を聞いていると学ぶ事が多いです。
14日の大舘議員と石本議員の当麻市長の答弁を聞いて「
なぜ、所沢市はマスコミへの広報活動に重きをおかないのか」が私なりに解りました。
1番目に行った大舘議員さんが「災害対策本部」についての質問で、次のような質問をしました。
「東日本大地震の時に被災者をすぐに避難所を設置して受け入れた自治体が多いのに、所沢市は受け入れが遅かった。何故遅かったのでしょうか?3月19日の新聞に避難民の受け入れは、
所沢市:0人、さいたま市:9人、
川越市:550人、栗原町:311人、久喜市:300人と、書いてありました。新聞はお読みだと思いますが、所沢市:0人を見て、災害対策本部の職員の方々は、誰も所沢市はおかしいと、思わなかったのですか?」
市長答弁
「大震災の時に、埼玉県から来た受け入れ要請の中に、畳の部屋と入浴施設がある所でと、なっていました。それで受け入れに関しては
3月23日からになりました」でした。
(確かに、畳、入浴出来る冨岡荘が利用されました)
地震翌日の3月12日の夕方のテレビニュースでは「川越市の体育館に避難された方々が何百人います」と放映していました。畳や入浴関係なく「川越市に避難をしたい」と依頼した方々はすぐに、受け入れました。
形式にとらわれるか、大胆に形式にこだわらずに緊急な時こそ相手の気持ちになって行動するかが、この出来事に対する所沢市と川越市の違いです。
私は、だからこそ役所の中に民間企業の経験をもつ民間人の登用が必要だと思います。
実は、市民の方から聞いたのですが
3月11日の夜、夜中に所沢市役所に市民が「宮城県の人が親戚を頼って所沢市に来たが、避難者を受け入れていますか?」と、電話をしたら「川越市では職員が対応して下さった。所沢市は職員がいなかった。だから、対応して下さらなかった」との事。真夜中も泊まりがけで職員が居て受け入れ態勢をすぐに川越市は造ったのでしょう。「自立都市、川越」です。
次ぎに、石本議員の質問です。
石本議員質問
「私たちの会派は、副市長の民間人登用を提言してきました。職員の総括・政策の立案を行うのに、1人の副市長ではなく民間の経験を持つもう1人の副市長が必要だと考えます。当麻市長は、2期目の市長選のマニフェストに副市長の民間人登用を掲げるのですか?」〜こんなような内容の質問でした〜
当麻市長答弁
「まだ時間があるので、どのような方にお願いするか決めていません」〜こんなような内容でした〜
石本議員質問
「民間人の副市長を登用した時の、当麻市長が考えるメリットとデメリットを教えて下さい。反対に登用しなかった事でのメリットとデメリットを教えて下さい」
当麻市長答弁
「登用した時のメリットは、役所と違う場で培われたノウハウを発揮できると思います。デメリットは、役所の経験がないので職員や市民との意志疎通に時間がかかると思います。登用しなかった時は逆です」
石本議員は、県内で30万に都市は副市長が2人います。と述べています。その時の当麻市長のコメントは「
2人にするかもまだ、決めていません」と言われました。
この答弁を聞き、思いました。
役所の経験がないと市民や職員との意志の疎通に時間がかかるのでしょうか?意志の疎通って何でしょうか?
人間の意志の疎通って役所で働く人と、民間企業で働く人とでどう違うのでしょうか?人間同士どこが違うのでしょうか?
すぐに意志疎通が可能な方は、民間人には沢山います。公務員は働く社会人の割合で言うと1%位ではないでしょうか?市民の方々の感性は99%の方が民間人の感覚なのです。だから、民間人登用の副市長はなんら意志の疎通に困る訳はないでしょう・・・
所沢市は、事業仕分けで「保育士の特殊勤務手当は廃止」と言われたのに、職員組合と執行部との交渉の席で、組合が拒否するので未だに廃止出来ません。これは執行部と職員組合の馴れ合いです。民間では考えられません。(保育士手当は1年間で1,700万円です。集団回収資源の1キロ1円下げて削った予算が、やはり1,750万円です)
このように、公務員の方々は馴れ合いの人間関係が出来やすいように感じています。切磋琢磨しにくい面もあります。又、自分の仕事を広報しなくても市民の方は、役所の機能が必要なので寄ってきますから。
又、民間企業は、自分自身を自然にアピールしたり会社の事を広報する必要が仕事の中で必要になって来ます。仕事内容を広報します。
効率的な考え方も民間では培われます。「市長が議案で提出した第5次総合計画には
効率的な、市役所運営と掲げています。だからこそ、職員の総括と、政策の立案等を仕事とする副市長の1人は民間企業の経験者が相応しいと思います」
これらの答弁等を聞いていたら、進んでマスコミに広報しない市の姿勢がこれだから・・・と、感じました。
選ばれるまち:所沢を目指すには所沢市の事を広報しなくては・・・
私が住民要望を届ける為等で日々話しをする職員の方々には、市民感覚(民間感覚)
をお持ちの方々が沢山いらっしゃる事を強く書いておきます。市長が思われるほど民間人の副市長登用を市民や職員は拒否しないと思います。