ジャンプSQ.
ジャンプSQ.
[青の祓魔師]加藤和恵


これまでのあらすじ
人間の住む物質界<アッシャー>と悪魔の住む虚無界<ゲヘナ>。本来は干渉することすらできない二つの次元だが、悪魔はあらゆる物質に憑依し、物質界に干渉していた。しかし人間の中には、そんな悪魔を祓う――祓魔師<エクソシスト>が存在していた。燐の父、藤本も優秀な祓魔師だったが、燐を狙ったサタンに憑依され、命を落としてしまう。サタンの血を引いていた燐は人類の脅威。死を要求される燐だったが、彼は父親と同じ祓魔師として戦う道を選ぶ――!

 燐の育ての親・藤本と達磨が直接関係したのは、たった一度きりだった。しかし藤本はその一度で、病によって寺に寝込んでいた多くの人を救った。“明陀宗の掟”に縛られ、祈るだけで何もできなかった達磨は、藤本に触れたことで、祈るのではなく、戦う決心をつけたのだった――…。

 江戸時代に現れた上級悪魔「不浄王」から抜き取られた目は、未だに瘴気を発し、恐ろしい兵器になりうる。そんな両目を京都出張所から奪い取った蝮は、唆されるまま、封印された不浄王が眠る地下室へとその両目を運んでしまう。その役目を終え、用済みと言われた蝮を助ける為、そしてみんなを守る為に、藤本から学んだ決意と共に、達磨が現れた――!

奥村 燐
(おくむら りん)
修道院暮らしの普通の少年だった。実の父親がサタンだったと判明し、その力も受け継いでいたため、サタンや悪魔たちに狙われることになる。祓魔師の道を志す。
藤本 獅郎
(ふじもと しろう)
燐・雪男を始めとする修道院の子供の後見人。神父であり、祓魔師だった。サタンに身体を乗っ取られるも、燐を傷つけないよう自害する。
奥村 雪男
(おくむら ゆきお)
燐の双子の弟。燐と共に超名門の正十字学園に通う。医者になるのが将来の夢。身体が弱く未熟児で生まれたため、サタンの力は受け継いでいないが祓魔師の資格を持つ。対・悪魔薬学の天才。
メフィスト・
フェレス
藤本の友人にして正十字騎士團の名誉騎士。公私混同はしない主義だが、面白い面白くないで物事を判断する節がある。正十字学園の理事長もしている。

サタン
燐の真の父親にして虚無界を統べる悪魔の頂点。サタンの血を引きながらも物質界に存在できている燐を利用して、物質界も我がものとしようとしている。
杜山 しえみ
(もりやま しえみ)
祓魔師御用達の用品店の娘。自分のせいで、祖母を失ってしまったと後悔する弱みに付け込まれ、花の悪魔に取りつかれていた。悪魔を祓った後は祓魔師の塾に自分を鍛えるために入塾する。
勝呂 竜士
(すぐろ りゅうじ)
成績優秀で身体能力も高い、祓魔師の塾生で、見た目とは裏腹に授業態度もいい。京都の由緒ある寺の後継ぎ。サタンを倒し落ちぶれた実家の寺を再興させるため、祓魔師を目指す。
神木 出雲
(かみき いずも)
巫女の血統の塾生。悪魔を召喚し、使い魔にする才能がある。しかし精神面はやや弱く、友人の朴の塾をやめたいという発言に心が乱されてしまう。

アマイモン
悪魔の王様で燐の兄のようなモノだと名乗る。燐に興味を持つようだが…!?
霧隠 シュラ
(きりがくれ しゅら)
上一級祓魔師にして上級監察官。日本支部の危険因子の存在を調査するため、正十字騎士團ヴァチカン本部から派遣された。祓魔師の候補生に紛れていた。藤本に師事していた。
志摩 廉造
(しま れんぞう)
勝呂の父(和尚)の弟子。女の子大好き。虫が絡むと途端にダメになる。
三輪 子猫丸
(みわ こねこまる)
志摩と共に勝呂の父の弟子。マジメだが、気さくで周囲を和ませる。
アーサー・オーギュスト・エンジェル
ヴァチカン本部勤務の上一級祓魔師。現聖騎士にしてシュラの直属の上司。聖人のような顔だが、悪魔に対してはまったく容赦はない。
志摩 柔造
(しま じゅうぞう)
宝生家と共に明陀宗の門徒をまとめる僧正血統・志摩家の次男。上二級祓魔師。
宝生 蝮
(ほうじょう まむし)
志摩家と共に明陀宗の門徒をまとめる僧正血統・宝生家の長女。中一級祓魔師。
勝呂 達磨
(すぐろ たつま)
竜士の実の父で明陀宗の当主。当主らしからぬ行動・放蕩ぶりに不信感を抱く者も多い。

第1〜6巻
好評発売中!
全巻リストを見る
青の祓魔師 COLOR ARCHIVE-ANIMATION & COMIC VISUAL GUIDEBOOK-
好評発売中!
全巻リストを見る