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ついにゴジュラス問題に決着が!? 議論白熱・公開商品企画会議!
公開企画会議とは『HMMゾイド』を愛するファンの皆さんに集まっていただき、新製品ラインナップを含むHMMゾイドの今後について広く意見を募るイベントだ。
当日は新製品の発表や、アニメ『ゾイド-ZOIDS-』OPテーマを担当したRAMARのライブも実施され、前2回に負けず充実のイベントが繰り広げられた。
2011年6月5日(日)、お台場のライブハウス『東京カルチャーカルチャー』にて、HMMゾイド公開商品企画会議が開催された。
今回で3回目の開催となった本イベントの特徴は、コトブキヤプラキット企画担当の亀井貴文氏が、その場で参加者からの意見を募り、今後の商品化の検討材料として採用されてしまうこと。
もちろん吟味が必要な意見は持ち帰るのだが、寄せられたアイデアのうち確実にいくつかは会議中に採用されてしまうのである。
そんな楽しさと同時に緊張感(コトブキヤにとって)をはらんだイベントは、大きく分けて、1・新製品発表、2・企画会議、3・RAMARライブという3部構成で進行した。
ここでは順番にイベントの様子を振り返っていこう!
会場の様子
まずはイベントの前に会場について紹介。
会場は参加者ひとりずつにテーブルと席があり、いつでも自由に飲食物を注文できるというまったり仕様だ。
大きな3枚のスクリーンとステージの他に、物販スペース、プラキット展示スペースも設えられ、参加者が持ち込んだHMMゾイド達が所狭しと飾られていた。
並べられたHMMゾイドは普通にキットを組み立てたものもあれば、巨大なベースごと展示されているもの、手の込んだ改造を加えられたものなど実に様々だ。また、当日HMMゾイド作品を持ち込まれた方には、もれなくコトブキヤ直営店で使えるクーポン券が進呈された。
イベントの開始前から皆さんが楽しそうだったので、自作ゾイドの展示をされていた方にお話を伺ってみた。
なかには富山から来てくれた方や、女性モデラーの方もいたぞ。
「公開商品企画会議は過去2回とも参加しています。今回持ってきたのはセイバータイガー・ゴールドです。コトブキヤさんは成型色が良すぎるので、金色の塗装に苦労しました。友人にはアイアンコングを作ってこいと言ったんですが、さすがに断られました」
「今回で3回目の参加になります。持ってきたのはガンスナイパー5機とコマンドウルフ、それとイカ(改造ウォディック)です。小隊という設定で、パイロットの外見や来歴も作ってみました。イベントはどこが一番楽しみかと言われると困ってしまう。何もかもが楽しみです」
「公開企画会議は初参加です。ゾイドは小学2年生から作っていて、オフ会などファンの集まりに参加していました。今回は黒いコマンドウルフを作ってきましたが、一番好きなゾイドはジェノブレイカーです。あとはロードゲイルの頭部が大好きなので、コトブキヤでキット化してくれませんか?」
オールラインナップ2011
イイベントが開始して最初にスクリーンに流れたのは、ワンダーフェスティバル2011冬において、お客さんに撮影協力していただいたRAMARの新曲PV。
PVの内容はRAMARが屋外で演奏している合間に、メッセージカードやHMM作品を持ったファンが映るというものだ。
どうやらPVの出演者が会場にも来ていた様子で、映った瞬間に客席の一部から笑いと歓声が上がっていた。
その後、登場したコトブキヤ宣伝担当の森英昭氏とモデラーのヤマザキ軍曹が、本日の出演者を紹介していく。
軍曹
「今日は16時と前回より開始時間が早いので、そのぶん長く喋れますね。21時くらいまで」
と、既に3時間の予定時間をオーバーする気満々の軍曹。
ここで本日の出演者である亀井貴文氏、マーシーラビット氏(HMMゾイドのパッケージアートを描くイラストレーター)、開発部のモルyana氏が壇上に上がった。
ちなみに第2回公開企画会議ではゴジュラスのヘルメットを被ってゴジュyanaと名乗っていたエンジニアY氏は、今回はモルガのヘルメットを装着してモルyanaとして参加。
余談だが、このヘルメットは特撮作品のヘルメットを作っている職人に製作を頼んだ本物仕様で、細かい部分まで作りこまれている。
以下が発表された2011年のリリース予定。
◆6月
○ライガーゼロ シュナイダー
○ライガーゼロ専用シュナイダーユニット
◆7月
○HMM CUSTOMIZE PARTS 022 プテラス旧共和国イメージカラー外装パーツ
v ○HMM CUSTOMIZE PARTS 021 ライガーゼロシュナイダー セブン・ブレード(銀メッキ)
◆8月
○ジェノザウラー レイヴン仕様
◆11月
○ゴドス
◆12月
○シールドライガー バン仕様
特に森氏が注目していたのは、『ライガーゼロ シュナイダー』。初回特典として付属するクリアファイルにはHMMゾイドのリストが印刷されており、持っている商品にはチェックが付けられるようになっている。
このリストは「説明書を書いていて訳が分からなくなってきた」という軍曹のたっての願いで製作されたらしい。
また、2005年の年末に発売された『ジェノザウラー』のバリエーションとなる『ジェノザウラー レイヴン仕様』は、これまでできなかった荷電粒子砲の発射ポーズが再現可能になっている。
「この5年間の進歩を感じて欲しい」というモルyana氏に対し、亀井氏の「前のジェノザウラーの金型は一部潰してしまったので大変でした」というぶっちゃけトークも飛び出した。
他に、5年間の進歩という点では『シールドライガー バン仕様』も見逃せない。
こちらは旧金型を改善しながら、座席のタンデム化、尾のディテールUP、ジークコア再現などが達成されている。少年期バン&フィーネのフィギュア付属も嬉しい仕様だ。
亀井
「5周年の最後を飾る商品なので悩みました。5年間付き合ってくれたお客さんも多いけど、新しいお客さんも半数近くいる。HMMゾイドの第1弾として発売されたシールドライガーをほとんど再販していない状況で、この機会に新しい技術を取りまとめた商品企画を、と考えての選択です」
シークレットゲスト羽原信義氏!
ひと通り新製品の紹介が済んだところで、シークレットゲストとして何とXEBECの羽原信義氏が登場。
羽原氏と言えばアニメ『ゾイド-ZOIDS-』において、絵コンテ/演出/原画を手がけたという、ゾイドを語る上で外せない人物だ。
それだけでなく、会場でHMMゾイドを購入しているファンのひとりだという話も明らかになり、観客席だけでなく登壇者陣も興奮気味に。
羽原氏には当時のアニメシーンをスライドで振り返りながら、色々とお話をうかがった。
そのなかで興味深かったのは、アニメで3Dモデリングにより再現されていたゾイドの話だ。
羽原
「当時、加戸誉夫監督と、3Dをいかにも3Dというレンダリングじゃなくて、セルに近づけようという話をしました。キャラクターとゾイドを並べたときに違和感が出ないようにしたかった。そこで、シーンによっては手描きでゾイドを描いています。また、CGは1秒24コマで動かすことができますが、それだと動きがなめらかすぎてCGっぽくなるので、コマを間引きしてセルっぽい動きに近づけています」
さらに、自身で描いた2000年のお正月用イラストを見せてくれた羽原氏。
イラストを見ながら思い出を語る。
羽原
「僕の絵って滅茶苦茶なので、止め絵のカットレイアウトを描いて3Dの方に渡すと、"こんなに爪は大きくないです"とか言われてしまうんですよ。でも3Dさんが苦労して爪の部分だけを切り取って、カメラの近くに置いてくれる。正面から見ると迫力があるけど、横から見るとモデルがバラバラになっているカットが結構あります。関節にしても、通常はモデルごとに関節の位置が決まっているんですが、ゾイドの3Dさんは柔軟で、迫力を出すためにシーンによって関節をズラしてくれる。そんな風に苦労して本編は作られているんです」
「スタッフみんなゾイドが好きだったんですね」と嬉しそうに語る羽原氏は、その後も休憩時間が来るまでの間、参加者からの質問に気さくに答えてくれた。
このレポートを読んでいる方も、アニメ『ゾイド-ZOIDS-』を見返す機会があれば、是非3Dモデルに注目して見て欲しい。きっと新たな発見があるだろう。
大波乱の公開商品企画会議
休憩を挟み、メインイベントとなる公開企画会議が始まった。
開始早々、
軍曹
「あの言葉は言わないでくれ。もう勘弁してくれ」
と弱音から入る軍曹。
軍曹が言うあの言葉とは、もちろん“ゴジュラス”のこと。
第1回、第2回の公開企画会議においてゴジュラスは当然のように名前が上がり、その度にあまりに大型で開発にかかるカロリーが計り知れない為「実現困難」として商品化が明言されていなかった経緯があるのだ。
そんなゴジュラスの幻影に怯える出演者を尻目に、まずは年末年始に実施されたアンケート結果が公開される。
アンケート結果
第2回公開企画会議での集計:2010年12月29日、Webアンケート:2010年12月29日〜1月5日
合計有効回答数:772
[1] HMMゾイドシリーズで購入された商品は?
第1位:ライトニングサイクス
第2位:ライガーゼロ
第3位:コマンドウルフ
第4位:ジェノブレイカー
第5位:シールドライガー
[2] HMMゾイドシリーズの購入動機は?
第1位:ゾイドファンだから
第2位:プラキットが好きだから
第3位:オリジナルの精密ディテールを再現
第4位:可動ギミックが充実
第5位:ボックスアートが好き
[3] ゾイドのなかで一番好きな作品タイトルは?
第1位:(TVアニメ)ゾイド―ZOIDS−
第2位:(雑誌連載)バトルストーリー(旧)
第3位:(雑誌連載)バトルストーリー(新)
第4位:(TVアニメ)ゾイド新世紀スラッシュゼロ
第5位:(TVアニメ)ゾイドジェネシス
[4] タカラトミー製(旧トミー)製ゾイドで好きな商品は?
第1位:デスザウラー
第2位:ゴジュラス
第3位:マッドサンダー
第4位:バーサークフューラー
第5位:ケーニッヒウルフ
[5] 今後HMM化希望のゾイドは?(共和国・帝国)
第1位:バーサークフューラー
第2位:シャドーフォックス
第3位:ゴジュラス
第4位:ストームソーダー
第5位:デススティンガー
[6] 好きなアニメキャラクター専用機体は?
第1位:ライトニングサイクス・アーバイン仕様
第2位:アイアンコング・シュバルツ仕様
第3位:サイコジェノザウラー・リーゼ仕様
第4位:ジェノザウラー・レイヴン仕様
第5位:シールドライガー・バン仕様
[7] HMMゾイドシリーズに期待すること
第1位:精密なディテール再現
第2位:世界観に即したラインナップ構成
第3位:組み立てやすさ
第4位:可動ギミックの再現
第5位:パーツ精度の向上 等
意見発表
以上のアンケート結果を踏まえ、今度は客席から挙手制で意見を募っていくことに。
第2回では周辺グッズの意見が多く出たので、今回は亀井氏からの要望でキットに関する意見に絞りたいということ。
客席からは勢いよくたくさんの手と声が上がり、活発な提案が飛び出した。とても全部は書けないので、その内いくつかを紹介しておこう。
なかには企画書を書いてきた剛の者もいて、会議は白熱したものとなっていく。
「ウォディックを出して欲しい」
「グスタフ希望。企画書も書いてきました」
「大型モデル実現のため、パーツ分割での発売を提案します」
軍曹
「週刊ウルトラザウルスですね」
「トミーのゾイドはパーツの付け替えが面白かった。HMMでもコマンドウルフの前足にボマーユニットをつけたい。そういうキット間で互換性のあるパーツが欲しい」
「カスタムのメッキパーツ、アイアンコングとレッドホーンのぶんはまだですか?」
「ゾイドの電飾パーツをお願いしたい。目を光らせたい」
「いい加減、足を作るのに飽きたので、スネークスを出して欲しい。ステルスバイパーでもOKです」
軍曹
「同じじゃねーかよ!」
「パーソナルマーク、国籍マーク、機体ナンバーなどの汎用デカールセットが欲しい」
「エフェクトパーツが欲しい」
「ディバイソン」
軍曹
「俺もディバイソン賛成!」
森
「ここで緊急ニュースです。羽原さんもウォディックには期待しているとのことです」
など、出演者の願望も混ざるなか、ひとり真剣に悩む亀井氏。
亀井
「何か一個は商品化を決めたいと思って来ているんですけど……。どうしよう、優先度がありますからねぇ」
そんな悩める亀井氏が決断したのは、
亀井
「うぅ〜ん……シャドウフォックス、バーサークフューラー、ディバイソン……決定で」
という一挙3体。来場者から一際大きい歓声と拍手が起こった。
詳しいことは未定だが、この3体については2012年以降になんらかの動きがあるはずだ。
大型ゾイドの商品化について
ここで秋葉原にあるラジオ会館2階の[KOTOBUKIYA SHOWROOM]スタッフであり、コトブキヤHMMゾイド公式ブログの書き手でもある、Staff:any.氏が登場。
any.氏はこの公開商品企画会議の議題を事前にブログで募集しており、その結果多かった議題をこの会議の場で提案するという試みを行った。
その議題というのが、これまでも度々言われてきた“大型ゾイドの商品化について”。
ただこれまでと違うのは、any.氏が何かを覚悟してやって来ているという雰囲気である。
any.
「これまでの公開企画会議でも言われていますが、やはりブログの方でも大型ゾイドの商品化という声がかなり大きいです。そろそろ亀井さん……腹をくくったらいかがですか? ひと言亀井さんが言ってしまえば、次のステージに進む、新しい世界が見えてくると思うんですよ」
森
「ひと言というのは、ガギグゲ……」
軍曹
「ガギグゲ、ゴジュラス?」
亀井
「(ゴニョゴニョ)」
森
「あれ、いま亀井さんサラッと何か言いませんでした? イベントなんだから元気良く行こうよ!」
客席からはチラホラと歓声が上がるが、まだ半信半疑の様子。
軍曹
「ゴジュラスって、え、どうすんの?」
亀井
「……出す(ボソリ)」
軍曹
「本当なの?」
亀井
「……うん(ローテンション)」
会場爆笑。
軍曹
「ゴジュラスで行くんだ」
亀井
「そうですね、やりますよ(やっとはっきり発言)」
ここで一気に盛り上がる会場。
any.
「では、お客さんにゴジュラス商品化について意見を聞いてみましょうか」
軍曹
「聞いちゃうんだ。これ、脚本にないからね(笑)。亀井さん、本当にいいの?」
亀井
「……う〜ん、公開企画会議も3回目ですからね。ゴジュラスは最初からずっと言われていたことではあるんで。それに、any.が言ったように、新しく見えてくる世界もあるとは思うんですよ」
こうして亀井氏の英断により、公開商品企画会議はゴジュラス会議へと雪崩込んでいく。
待ち望んでいただけあり、みんなゴジュラスには一家言あるらしく「バスターキャノンは付けて欲しい」「格納庫を付属して、転ぶシーンの再現を」といった希望から「股関節はビス止めがいい」「本体13,800円、マークIIユニット3,980円で」といった具体的な要望まで、多くの意見が飛び交った。
またany.氏が持ち込んだもうひとつの議題として、“HMMゾイドをもっと知ってもらうための宣伝を行いたい”という提案があり、こちらも活発に話し合われた。
“ファンが製作に参加できるもの”“HMMゾイドを使用したもの”という前提のなかで、コマ撮りFLASHや、ファン製作のデジラマを集めて発行するゾイド新聞(羽原氏提案!)などのアイデアが集まったので、CMに関してはそのうちにレギュレーションを決めて、ブログや公式HPで協力要請がかかるだろう。
どういう形になるかは分からないが、その時が来たらみなさんの力を貸していただけると嬉しい。
RAMARライブ+ミニコーナー
山崎軍曹の簡単フィニッシュ講座
再びの休憩を挟み、最後のライブコーナーへ。
機材の準備やステージの転換があるため、まずは軍曹とマーシーラビット氏によるミニコーナーが開かれる。
軍曹のコーナーは題して『山崎軍曹の簡単フィニッシュ講座』。
これは家の押入れに眠っているHMMゾイドを消費するため、また押入れに入っているゾイドを増やさないために、プラキットを買ってすぐに、省エネで作り上げてしまおうという講座だ。
軍曹はこのコーナーのために土曜日の午前4時からライガーゼロを作り始めたのだが、惜しくもあと4時間で完成というところで時間切れになり、完成していた頭部だけを持参。
これはもちろん塗装まで含んだ時間だ。HMMゾイドを作ったことがある人なら、どれだけハイスピードの製作かおわかりいただけるだろう。
ポイントは次の通り。
1、買ってきたらすぐに箱をあけてランナーの入ったビニール袋を開ける(絶対に作るという心がまえのため)。
2、ビニール袋を開けたら全パーツをランナーから切り離す(もう引き返せない状況を作る)。
3、パーツはランナーごとに分けて、100円均一ショップで買ってきたタッパーに入れておく。
4、ゲート処理をせずにいきなり組む。組んだら気になるゲート・パーティングラインだけにマジックで印を付ける。(少しでも完成に近づいたプロセスを体感して、組み立て作業のモチベーションを維持。)
5、再度バラして、マークした部分だけヤスリで処理。
6、使うのは600番のヤスリだけ。デザインナイフは使わない(ケガ防止)。
7、次にパーツを色ごとに分類。足、頭といった部位ごとではなく、色ごとにパーツを一気に塗る。
8、組み立てる。
軍曹によると、この工程ならばライガーゼロを24時間以内に完成させられるという。
軍曹
「プラモデルは作らないと意味がない。ぜひとも皆さん作って、自分の机にゾイドを立たせて下さい」
マーシーラビットのHMMゾイドアートトーク
次にマーシーラビット氏のコーナーでは、ボックスアートの製作過程を見せながら、どのような作業をしているのかが解説された。
作業の順番としては、
1、レイアウトラフとしてキットを使った撮影
2、折れ線ツールでひたすらにパーツの形を描いてモノクロレイアウト作成
3、着色
4、ハイライトで質感を出す
という作業になるらしい。
このうち最も時間のかかる作業が、2のモノクロレイアウト作成。
ひたすらに頭部、胴部とパーツの形を出していく作業は「2次元でプラモを作ってるみたい」なのだとか。
スクリーンにはライガーゼロ・シュナイダーや、プテラスボマーのボツラフも表示され、会場からは「カッコイイ!!」との声が上がっていた。
しかし、これらのラフは顔が見えにくい、形が分かりづらいといったパッケージイラストとしての要件を満たせずにあえなくボツとなった。
そういったボックスアートならではの苦労も乗り越え、マーシーラビット氏は毎日地道な作業を繰り返しているのである。
マーシー氏
「今日は頭が終わればいいなぁとか、今日は胴体が終わればいいなぁとか、そういう感じでチマチマチマチマやってます」
RAMARスペシャルライブ2011
イベントの最後はいよいよRAMARのライブ、というところで以前から告知されていた『シールドライガーRAMARスペシャル』の詳細が発表された。
そのカラーは驚きの“金”!
軍曹
「なんで金なの?」
と聞く軍曹に対し、RAMARの酒井氏曰く、
酒井
「家族会議で決まりました」
なんでも父親と酒を飲みながら話をしたところ、今年は風水的に金が良いというアドバイスをもらったのだとか。
しかもマーシーラビット氏によるボックスアートは、RAMARの4人がマウントラッシュモア(アメリカ大統領4人の顔が刻まれた岩山)のパロディとして描かれるというインパクト十分のものになっている。
そんな『シールドライガーRAMARスペシャル』にはイベント冒頭で公開されたPVの曲、HMM ZOIDS 5th Anniversaryテーマ曲『ENDLESS ADVENTURE』や『Wild FlowersアコースティックVer.』が収録されたシングルCDが同梱される。
こちらは7月24日ワンダーフェスティバル会場のコトブキヤショップか通販で、数量限定の販売となるようだ。
欲しい方は早めにチェックしておこう。
RAMARのライブでは、酒井氏がこれからも胸を張って歌っていきたいという、ファンにはおなじみの名曲『Wild Flowers』を熱唱中、会場と一緒に大合唱するシーンもあり、改めてその時代を超えた底知れないパワーを感じさせてくれた。
その後、アンコールでの『ヒマワリ』の興奮も覚めやらぬなか、第3回公開企画会議は無事閉幕となる。
ただし、その終了時間は予定より2時間も遅れた21時。
はからずも軍曹の予言が当たり、異常に濃い実に5時間ものイベントとなったのであった。
――参加してくれた皆さん、本当にありがとうございます。おかげさまで2012年に向けて収穫の多い会議になりました。次の機会にまたお会いしましょう!
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