2009年世界一周クルーズ (スエズ運河)
2009年04月26日
2009年 4月26日(日) 12:00現在 北緯30度27分 東経32度21分
今回の世界一周クルーズでは世界三大運河を航行しますが、今日は最初のスエズ運河の通過です。スエズ運河は1869年に開通した紅海と地中海を結ぶ全長約162kmの海路です。この運河の幅は狭く一定の場所を除いて行き交うことができないので、1日に3つの船団を編成して1列に並んで通航します。速度も制限されており、概ね6〜9ノット(時速約11km〜16km)で航行します。「ぱしふぃっく びいなす」は07:15に運河通峡を開始しました。
日中は一部を除きイベントは行なわずに、外部デッキやトップラウンジなどから、のんびりと長閑な運河の風景を皆様にお楽しみいただきました。
12:50に戦勝記念碑を通過しました。
13:00に運河のほぼ中間点であるティムサ湖でスエズ運河パイロット(水先案内人)の交代です。
13:35にエルフェダン鋼トラス旋回橋を通過しました。この橋は、2001年に開通した長さ約640mの世界最大の旋回橋でこの場所に架けられた可動橋としては5代目にあたります。朝夕のみ閉じて鉄道を通す鉄道橋として利用されています。
14:45に全長約730mの斜張橋のムバラク平和橋を通過しました。この橋はアフリカ大陸とアジア大陸を結ぶ唯一の道路大橋として2001年に開通しました。主塔はオベリスク(古代エジプトの記念碑)をイメージしており、水面から橋桁下までの高さは約70mもあります。
日本の資金援助で建設されたため、別名「Japan−Egypt Friendship Bridge(日本・エジプト友好大橋)」とも呼ばれています。橋の中央には日本とエジプトの国旗が交差している記念板がかけられています。
「ぱしふぃっく びいなす」の元姉妹船である「おりえんと びいなす(現ドルフィンボイジャー)」と運河航行を共にしました。日本から遠く離れたここエジプトで偶然の再会でした。
スエズ運河を両舷に眺めながら7階プロムナードでは、エジプト音楽にのって鈴の音を響かせたりしてのショートパフォーマンス「エジプト音楽のひととき」をお楽しみいただきました。古代エジプトの王ファラオを思わせるような民族衣装に身をまとってのパフォーマンスにプロムナードはエジプトムードにつつまれました。
20:00から7階プロムナードで4種類のカジノゲームを楽しんでいただくカジノナイトを開催しました。ルーレット、ブラックジャック、大小などのゲームにそれぞれ乗組員がディーラーとして参加しました。
大小ゲームでは3個のサイコロのぞろ目が出て1枚のチップを100倍に増やすお客様もおられ、各テーブルで盛り上がりを見せていました。
皆様チップ20枚からのスタートでしたが、1時間のゲーム時間で550枚まで増やされた男性のお客様が見事に優勝され、ゲームコーナーのチップ100枚が尾形副船長から進呈されました。因みに奥様が誕生日で『二重の喜びです!』と嬉しそうに仰られていました。