ドイツを訪問中の皇太子さまは、環境と防災がテーマのシンポジウムでスピーチし、日本とドイツが防災面で協力していくことの重要性を強調されました。
ドイツの首都ベルリンを訪れている皇太子さまは、24日、日本とドイツの文化交流の拠点「ベルリン日独センター」を訪問されました。この日開かれたシンポジウムでは、3月に起きた東日本大震災を受けて、環境と防災の分野での両国の協力の在り方がテーマになりました。皇太子さまは、日本とドイツの政府関係者や研究者らを前にスピーチし、東日本大震災でドイツから寄せられたお見舞いや支援に改めて感謝の気持ちを示されました。そのうえで、「皆さんが相互に交流を深め防災面での協力が一層、進んでいくことを願います」と述べ、日本とドイツが協力を進めることの重要性を強調されました。このあと皇太子さまはベルリンの郊外にある小学校を訪れ、6年生の児童が授業で学んだ折り紙や漫画など日本の文化について発表する様子をご覧になりました。発表が終わると皇太子さまは、子供たちに「発表がとてもよかったですね」「日本に来てみたいですか」などと笑顔で話しかけられていました。皇太子さまは、これでドイツ訪問の一連の日程を終え、日本時間の25日午後、帰国されます。