福島第一原発の事故で、東京電力が4月6日に公表した原子炉核燃料の損傷の割合が、実際には3月11日の震災直後に試算されていたことが分かりました。
原子力安全・保安院は24日、東京電力からの報告書類およそ1万1000枚を公開しました。このうち、3月14日付の第一原発の所長名の文書には、「1号機の炉心損傷割合は約55%と推定」と手書きで記録されています。同じように「3号機では30%」。15日には「2号機で35%が損傷」と評価しています。しかし、東京電力は当初、「燃料の損傷はありうる」と認めただけで、これらの値は3週間たった4月6日まで公表していませんでした。また、原子力安全・保安院も、4月上旬の会見で「損傷の程度は分からない」と答えていました。