東京中日スポーツ 55周年企画
55周年イヤーの記念事業や紙面企画をご紹介します
トップ > 中日スポーツ > プロ野球 > 紙面から一覧 > 記事
【プロ野球】巨人 攻略バレバレ陽動作戦 8連敗中の能見の低め狙う!2011年6月24日 紙面から
真っ向勝負で勝てないなら心理戦だ−。リーグ開幕を敵地での阪神戦からスタートする巨人は23日、甲子園で最終調整。初戦で対戦が予想される能見には、3年越しで8連敗中。苦手の左腕に対し岡崎ヘッドコーチは「低めを狙う」と攻略法を公言する陽動作戦に打って出た。 抑えられるパターンはいつも同じ。低めに対する意識が薄く、各打者がストライクゾーンから落ちるボール球に手を出してしまう。今季2度の対戦で、16イニング18三振と“扇風機”状態。そこで、岡崎ヘッドが声を大にして説明を始めたのは能見攻略の秘策だ。 「これまでは高めを狙ってダメだった。僕はへそ曲がりだから、今度は低めを狙えと指示するつもり」。低めに視点を置いておけば、ボール球に手を出すことはない。しかし、本来なら攻略法は隠すべきもの。能見にも伝わることを前提に、公言することで能見を心理的に揺さぶる狙いなのは明らかだ。逆に言えば、それだけ苦手意識が強いということだ。ただ、ベストメンバーで対戦するのは今季初めて。原監督は「能見は阪神のエースだが、しっかり戦いたい」と自信を見せ、岡崎ヘッドも「今までとは違ってもらわないと困るよ」と鼻息を荒くした。 チームは借金4で、首位ヤクルトと5ゲーム差。能見を撃破できれば、後半の巻き返しにも勢いがつく。このまま停滞を続けるのか、それとも逆襲が始まるのか、ペナントレース再開戦が今後を占う一戦になる。 (井上学) PR情報
おすすめサイトads by adingo
|