小笠原諸島 世界遺産登録決まる
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小笠原諸島 世界遺産登録決まる

6月25日 0時29分 twitterでつぶやく(クリックするとNHKサイトを離れます)

世界でも貴重な固有の動植物が生息する「小笠原諸島」について、ユネスコの世界遺産委員会は、24日、世界遺産に登録することを決めました。これで日本国内の世界遺産は合わせて15件となり、自然遺産としては4件目となります。

パリのユネスコ本部で開かれている世界遺産委員会は、日本時間の24日夕方から新たな世界遺産の登録審査を始めました。そして、東京湾から南におよそ1000キロ離れた「小笠原諸島」について、世界自然遺産に登録することを正式に決めました。これで日本国内の世界遺産は合わせて15件となり、自然遺産としては4件目となります。登録の理由について、世界遺産委員会は「小笠原諸島の生態系は多くの固有の種に加え、アジア各地の植物が集まっており、幅広い進化の過程を示している」として、その生態系の豊かさを高く評価しました。登録決定について、世界遺産委員会に出席した小笠原村の石田和彦副村長は、知らせを待つ地元に直ちに電話で登録決定を伝えました。そして、記者団の質問に対し「決まったときは目頭が熱くなり、ジンときました。これまでと同様に、またこれまで以上に保全に努めていきたいと思います」と話し、喜びをかみしめていました。「小笠原諸島」と並んで世界遺産に登録される見通しとなっている岩手県の「平泉の文化遺産」については、日本時間の25日、審査が行われる見通しです。