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【プロ野球】

アニキ起用 決めなアカンのか 真弓監督ブチ切れ!!

2011年6月24日 紙面から

 阪神の真弓明信監督(57)が23日、金本知憲外野手(43)の起用をめぐり、悩める心境の一端をのぞかせた。24日からいきなり巨人との本拠地3連戦。攻守に精彩を欠く鉄人の起用法について問われた指揮官は「今日決めなアカンのか」と不快感をあらわにし、取り巻く報道陣を黙らせた。

 16日の株主総会では株主から「あの守備はファンに失礼」とまで言われた金本。その起用法が阪神浮沈のキーとなるのは、誰の目にも明らかだ。事実、今季金本が先発を外れた試合は10試合6勝で勝率6割。逆に先発した試合は40試合15勝で同3割7分5厘。特に右足甲への自打球の影響で欠場した交流戦終盤は4試合でわずか3失点、2完封を含む3勝で、守り勝つ野球を実践できた。

 一方、担当コーチ陣はそろって金本の復帰に太鼓判を押した。この日は約40メートルのキャッチボールで狙った位置を大きくそれ、中継プレーにも不安を残したが、山脇外野守備コーチは「ええなあ。守備を気にする必要はない? ないない」と断言。さらに和田打撃コーチは打率2割1厘、3本塁打の打撃成績でも「悪くない。打つ方はしっかり振れている。我々はいい状態にして監督に渡すだけ」と話した。

 復調気味ながらいまだ借金7を抱える阪神。真弓監督は「とにかくチーム状態は上がってきている。大事な3連戦になる」と巨人をたたいての3位浮上に意気込んだ。金本外しに踏み切って反撃ムードを持続するのか、それとも金本が逆境をはね返すのか。リーグ再開初戦のオーダーに注目が集まる。

  (宮崎厚志)

 

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