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【プロ野球】先発読み違え 巨人動揺 リーグ戦再開 黒星スタート2011年6月25日 紙面から
◆阪神4−2巨人先発読み違えに拙守の連続。交流戦を連勝で締めくくり、気分良くリーグ戦再開に臨んだはずの巨人が“連休ボケ”のような試合運び。「先発投手が試合をつくれないと、こっちのペースにならない。野手も足を引っ張りましたけどね」。借金5に戻った原監督は必死に怒りを抑えた。 誤算から始まった。メンバー表交換を終えた原監督は大きな声で「先発は岩田。予想通り!」。これが強がりなのは明白だ。大方の予想は能見。吉村打撃コーチは「冗談でしょう。本当ですか」と目を見開き、メンバー表を中心に輪ができた。試合後も岡崎ヘッドコーチが「(能見と岩田は)五分五分で考えていた」と打ち明けたが、心理戦で揺さぶられたことは間違いない。 打線は2点止まり。故障者が戻ったとはいえ、チーム打率がリーグ5位の貧打がすぐに解消されるわけではない。最少失点に抑えたいところで、致命的な失策が出たのは4回だ。2死一塁から岩田の三塁線のゴロをライアルが後逸。この後の2失点が決勝点となってしまった。勝呂内野守備走塁コーチは「前に落としてほしかった」と痛恨の表情。ライアルは口笛を吹き“ふてくされ”モード。「オレのミスだよ。ミスした理由は関係ない」と口元に笑みを浮かべて言い放った。初回は、坂本の失策も失点に結びつき、岡崎ヘッドも「安打数は8本ずつ。失策はこっちが2、相手は0で、2対4でしょ。分かりやすいゲーム」とあきれたような表情を浮かべた。歯車がかみ合わない“4連休明け”のリスタートになってしまった。 (井上学) PR情報
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