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【プロ野球】

アニキ出塁 マートン返す 虎 巨人に0・5差

2011年6月25日 紙面から

◆阪神4−2巨人

 誰もが「大事な試合」と位置付けていた。本拠地で巨人と相まみえるセ・リーグ再開初戦。2人の偉人が阪神に会心の勝利をもたらした。主役は1番のマートン。2回、4回と連続適時打で3打点をたたき出した。そしてそれを演出したのは、右足甲の自打球の影響から5試合ぶりの出場となった7番の金本だった。

 まずは2回だ。先頭の金本が東野の初球スライダーを右前に運び、2死二塁からマートンの左前打で一気に生還した。4回には金本の打ち損じた浅い飛球が東野の頭上を越し、転がる間に一塁を駆け抜けた。43歳の必死の走塁と相手の失策で2死二、三塁とチャンスを広げると、またしてもマートンが右中間を破る決勝2点二塁打を放った。前日まで金本の先発起用を迷っていた真弓監督は、「だいぶ足の方も動くようになってきて、肩の方も調子いいみたい。今日も塁上を駆け回って、非常にスピードもあって良かったですね」と、鉄人の激走を絶賛。3回には金本の守る左翼を執拗(しつよう)に狙われ2点を失ったが、この日は気持ちを前面に押し出した走塁でマイナスを取り返した。

 これで3位の巨人とは0・5差。マートンは「本当に今日は大きな1勝。これからも良い状態でやっていけると思う」と自信を見せた。まだ借金6を抱えるが、気温とともに真弓阪神のムードも上昇一途だ。 (宮崎厚志)

 

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