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福島市6地点で3.4マイクロシーベルト超

 福島市は24日、公共施設や街路、公園など市内約1000カ所で17、20の両日に簡易線量計による放射線量測定を行った結果、6地点で福島県の再調査の目安となる毎時3.4マイクロシーベルトを上回ったと発表した。
 6地点の場所と測定結果は地図と表の通り。いずれも地表から1メートルの高さで測った。最も高かったのは市南東部の飯野地区体育館にある側溝の6.65マイクロシーベルト。高性能の線量計を用いて24日に再測定した結果、高さ1メートルで4.39マイクロシーベルト、50センチで6.35マイクロシーベルトだった。
 次いで高かった5地点の数値は4.05〜3.52マイクロシーベルト。高性能線量計による再測定では3.59〜2.68マイクロシーベルトで、簡易線量計による測定に比べ、低くなる傾向がみられた。
 地図では(4)の渡利地区の市営住宅に隣接する公園は、24日の再測定でも高さ50センチで4.15マイクロシーベルトとなり、文部科学省が園児・児童の屋外活動を制限する暫定基準の3.8マイクロシーベルトを上回った。市は近く、県にモニタリングを要請し、除染などを検討する。
 同一地点を2度測った分も含め、市は1118地点の結果を公表。線量分布(単位毎時マイクロシーベルト)は3以上15地点、2以上3未満167地点、1以上2未満629地点、1未満307地点だった。
 福島市の鴫原和彦環境課長は「数値の高かった場所は、必要に応じ立ち入り禁止などの措置を取る。側溝が高くなりやすいのは確かで、小さな子どもや妊産婦は、あまり近づかないよう注意してほしい」と話している。


2011年06月25日土曜日


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