経済・IT【節電の夏】“想定外”の気温上昇で“冷や冷や”の電力需給+(1/2ページ)(2011.6.25 01:16

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【節電の夏】
“想定外”の気温上昇で“冷や冷や”の電力需給

2011.6.25 01:16 (1/2ページ)
各地で最高気温が上がり、埼玉県熊谷市では暑そうに日差しを避けて通行する人の姿が見られた=24日午後、埼玉県熊谷市(桐山弘太撮影)

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各地で最高気温が上がり、埼玉県熊谷市では暑そうに日差しを避けて通行する人の姿が見られた=24日午後、埼玉県熊谷市(桐山弘太撮影)

 原発事故による電力不足で節電を迫られるなか、関東を中心に24日の日本列島は、猛烈な暑さに見舞われた。東電管内では、冷房需要で瞬間的な最大電力使用量に対する供給力の余力が9・1%と、適正水準の10%程度を割り込んだ。東北、関西電力管内でも余力が10%に迫った。東電や政府が想定していたよりも早い時期に酷暑が訪れたことで、“冷や冷や”の電力供給を迫られた。

 24日午前10時過ぎ、東電本店ビル内にある中央給電指令所に緊張が走った。使用電力量が4122万キロワット(速報値)を記録し、東日本大震災後では初めて午前中に4千万キロワットの大台を突破。一段と気温が上昇する日中に向け、前日に予想していた4400万キロワットを大幅に超える恐れが出てきたためだ。

 結局、最大使用量は午後2時台の4389万キロワットで落ち着いたが、この日の供給能力である4790万キロワットに対する余力は、前日の13%台から大きく低下して乏しくなった。

 東北電力でも午前11時台にこの日の最大の1051万キロワットを記録し、1171万キロワットの供給力に対する余力は11・4%。関西電力では、午後2時台に使用量が2529万キロワットまで上昇し、供給能力の2856万キロワットに対して余力は12・9%となった。

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各地で最高気温が上がり、埼玉県熊谷市では暑そうに日差しを避けて通行する人の姿が見られた=24日午後、埼玉県熊谷市(桐山弘太撮影)
各地で最高気温が上がり、埼玉県熊谷市では39度を記録した=24日午後、埼玉県熊谷市(桐山弘太撮影)
各地で最高気温が上がり、埼玉県熊谷市では水浴びをしている犬も暑そうな表情=24日午後、埼玉県熊谷市(桐山弘太撮影)
各地で最高気温が上がり、埼玉県熊谷市では暑そうに日差しを避けて通行する人の姿が見られた=24日午後、埼玉県熊谷市(桐山弘太撮影)

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