NHK佐賀県のニュース　佐賀放送局

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「公開された説明会を」

玄海原発２号機・３号機の運転再開をめぐって、国が安全対策を説明するため、２６日、県内のケーブルテレビなどで放送する番組について、原発に反対する市民グループが住民に丁寧に理解を求める説明とは言えないとして誰でも自由に参加できる広く公開された説明会をあらためて開くよう県に要望しました。
要望を行ったのは、「玄海原発プルサーマル裁判の会」など原発に反対する県内の３つの市民グループのメンバー１８人です。
メンバーらは、２４日、県庁を訪れ、原子力安全対策課の職員に対し、あさって国が県内のケーブルテレビなどで放送する番組について、丁寧に住民に理解を求める説明とは言えないとして、公開された説明会を開くよう求め要望書を提出しました。
要望書では、県が主催して、県内数か所で住民説明会を開き、その際、３００人以上が収容できる会場で入場制限を設けず誰でも自由に参加できるよう実施することなどを求めています。
これに対して、県の担当者は、「要望の内容は知事に伝える」と回答しました。
しかし、市民グループのメンバーは古川知事に直接意見を伝えたいとして知事室に向かったため、これを阻止しようとする県の職員ら４０人余りがバリケードをつくり、メンバーとの間でもみ合いとなる場面もありました。
市民グループが知事室の前に詰めかけてからおよそ５時間後、古川知事は呼びかけに答えることなく複数の職員に囲まれて足早に県庁をあとにしました。
市民グループの代表、石丸初美さんは「県民の安全を第一にと言うなら、知事には不安を抱えているわたしたちの声を直接聞いてほしい」と話していました。

06月24日　22時18分

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