国際北朝鮮、正恩氏の権威失墜か 貨幣改革や住宅建設失敗 韓国情報機関2011.6.22 20:48

  • [PR]

[国際]ニュース トピック:韓国

  • メッセ
  • 印刷

北朝鮮、正恩氏の権威失墜か 貨幣改革や住宅建設失敗 韓国情報機関

2011.6.22 20:48

 【ソウル=加藤達也】北朝鮮の金正日総書記の後継者で三男の正恩氏が貨幣改革や住宅建設計画を主導したが失敗、指導力に傷がついた可能性があることが分かった。韓国の情報機関、国家情報院の元世勲院長が22日、国会で報告した。

 報告では正恩氏は住宅10万戸の建設を主導したが完成したのは500戸にとどまり、貨幣改革にも失敗。中東の民主化情報の流入もあって民心が離れ「政権は危機感を高めている」と分析した。また最近、北朝鮮治安当局が民衆蜂起を恐れて機動隊を編成、中国からデモ鎮圧用特殊装備を導入したことも明らかにした。

 一方、北朝鮮が過去、秘密組織を作り韓国の国政選挙などに介入工作を展開した事実を指摘。来年の大統領選と国会議員選挙について「(北朝鮮が工作員に)選挙関連事項の報告を指示したことを確認している」と述べ、警戒感を示した。

関連トピックス

関連ニュース

  • [PR]
  • [PR]

[PR] お役立ち情報

PR
PR

編集部リコメンド

このページ上に表示されるニュースの見出しおよび記事内容、あるいはリンク先の記事内容は MSN およびマイクロソフトの見解を反映するものではありません。
掲載されている記事・写真などコンテンツの無断転載を禁じます。
© 2011 The Sankei Shimbun & Sankei Digital