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ジュース爆発…発売元大手「責任ない」発言に批判も=中国

サーチナ 6月23日(木)17時10分配信

 中国のジュース製造大手の匯源果汁の、プラスチック容器入り飲料が“爆発”した。匯源果汁製品の“爆発”は2010年9月にも発生した。同社関係者はいずれのケースでも「当社に責任はない」と受け止められる見方を示したが、「そもそも、コストを極端に削減した容器を使っていることが原因」との批判が出はじめた。

 安徽省合肥市内に住む女性によると、22日午前0時ごろ、台所においていた匯源果汁の清涼飲料の2.5リットル入り容器が爆発した。家族は寝室にいてけがはなかった。

 「パン!」という音に驚いて駆けつけたところ、4本あったうちの1本の容器が裂けており、内容物が天井に向かって吹きあがっていた。“爆発”した容器は、開封前だった。部屋中に内容物をまきちらし、容器に残ったのは3分の1ほどだったという。

 女性によると、同飲料は自分で購入したものではなく、職場が福利厚生の一環として従業員に配ったものだった。匯源果汁は“爆発”した製品を調べた、「本来は合肥市(のような大都市)向けの商品ではなく、農村部や2、3線級都市向けの商品だった」と説明。低コスト容器を使っており、流通の過程で細菌が繁殖して発酵したとみられると説明した。

 匯源果汁の製品は2010年9月3日にも“爆発”を起こした。山東省済南市に住む男性が自宅の冷蔵庫にしまっておいた同社製の飲料を取り出したところ、手の中で爆発した。男性はめがねが割れるなどで負傷した。

 男性は、飲み残しを冷蔵庫にしまっておいたという。匯源果汁の関係者は「品質に問題はなかった。摂氏5度以下で保存して、開封後48時間以内に飲むよう表示してある。消費者側の扱い方が悪かったので、事故が発生した」と述べた。

 中国の経済紙、毎日経済新聞は匯源果汁側の言い分を掲載したが、見出しは「低コストの容器が引き起こした災い」などとして、匯源果汁に対して批判的な見方を示した。(編集担当:如月隼人)

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最終更新:6月23日(木)17時10分

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