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統幕長 中国海軍の活動は拡大

6月23日 16時36分 twitterでつぶやく(クリックするとNHKサイトを離れます)

日本の南の海域で大規模な演習を行った中国海軍について、自衛隊トップの統合幕僚長は、今後、さらに活動海域の拡大を図る可能性があるとして、警戒監視を続けていく考えを示しました。

これは、23日に開かれた定例の記者会見で明らかにしたものです。この中で、自衛隊トップの折木良一統合幕僚長は、日本の南の海域で艦隊を組んで大規模な演習を行っていた中国海軍について「ここ数年、太平洋で活動を活発化させていることを踏まえれば、今後も活動領域を拡大し、常態化を図っていくのではないか」と述べました。そのうえで、自衛隊としても警戒監視を続けるとともに、その能力を高めていく考えを示しました。一方、東日本大震災への対応について、地元の自治体から現在でも支援の要請はあるものの、一時に比べれば少なくなっているとして、全国各地から投入している応援部隊を縮小し、地元、東北地方の部隊を中心にした新たな態勢への移行を進める考えを示しました。