東京電力は24日、福島第1原発で仮設タンクの設置をしていた60代の男性作業員が同日、熱中症で福島県いわき市内の病院に搬送されたと発表した。意識ははっきりしているという。
男性は午前8時半~10時半まで作業し、2時間休憩。作業再開後、午後1時半ごろに体調不良を訴えた。免震重要棟の医務室で点滴を受けるなどし、いったん前線基地のJヴィレッジ(同県楢葉町)に運ばれた後、救急搬送された。
男性は当時、上下タイベック防護服、全面マスク、手袋、冷却用ベストを着用していたという。【杉埜水脈】
毎日新聞 2011年6月24日 21時04分