「KAGの勉強の進み具合はどうだい?」
「んーと進んだもん! 今わてきとーなすくりぷと書いてれんしゅーしてんだもん!」
「ふーん、どれどれ?」
「すごいでしょもー」
[er]\
盂蘭盆経[l]
西晋の竺法護訳の経典と伝えるが、
インドに素材を求めた後代の中国偽経。[l]一巻。[l]
目連が餓鬼道の母を救う孝行説話が中心で、
盂蘭盆会の典拠になった経典。[l]
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「シナリオでは随分難しい漢字を使ってるんだな。普段は漢字変換機能がぶっ壊れているくせに」
「なんかゆったかなー!?」
「な、なんでもない。それよりお前、それをそのままゲームに使っても、読めない人間がいるかもしれないぞ」
「そー?」
「読める人は読めるだろうけど、読めない人は読めない」
「んでもなー、かっこでふりがなを書くのわ、かっこわるいんだなー」
「おい、それ、駄洒落のつもりか?」
「違うもん」
「ま、いいや。でもさ、そういう時にはルビを振るといいよ」
「きょんきょんの映画かなー?」
「それは、怪盗ルビィ」
「ガチャガチャ回すパズルを発明した人」
「それは、ルービック」
「ゴルフのスコアでおしりから2ばんめ」
「それは、ブービー」
「お金のない人」
「それは、ぼんびー」
「わっかんないもんねー! んきゃー!」
「おいおい、『KAGの魅惑的な機能』ですでに説明しただろうが。難しい漢字の脇につける振り仮名のことだ。[ruby] タグを使って書くが、書き方の例は以下のようになる」
ルビを[ruby text="かん"]漢[ruby text="じ"]字に[ruby text="ふ"]振る
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「 [ruby] タグの直後にある文字一文字に対して text= で指定した文字がルビとして割り当てられ、横書きの場合は上に、縦書きの場合は右に表示される」
「だからなんなのよもー!」
「だから、お前のスクリプトの難しい漢字にルビを振る。スクリプトをよこせ、おいらが書く」
「はい」
[er]\
[ruby text="う"]盂[ruby text="ら"]蘭[ruby text="ぼん"]盆[ruby text="きょう"]経[l]
[ruby text="さい"]西[ruby text="しん"]晋の[ruby text="じく"]竺[ruby text="ほう"]法[ruby text="ご"]護訳の経典と伝えるが、
インドに素材を求めた後代の中国偽経。[l]一巻。[l]
[ruby text="もく"]目[ruby text="れん"]連が[ruby text="が"]餓[ruby text="き"]鬼[ruby text="どう"]道の母を救う孝行説話が中心で、
[ruby text="う"]盂[ruby text="ら"]蘭[ruby text="ぼん"]盆[ruby text="え"]会の典拠になった経典。[l]
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「実行するとこうなる」

「へー。なんか、教科書みたいになっちゃったね」
「ちなみにルビサイズは config.tjs 内の設定を変えることで大きくしたり小さくしたりできる。ただし、行間サイズや文字サイズによってはルビを振るスペースがなくなってしまう場合もあるから、もしルビを使うなら、行間サイズや文字サイズの設定を変えるときは注意しよう」
「んでも、ルビを最初から使わなければ、行間が0でもいーんでしょー?」
「ま、それはそうだが」
「あ、そーだ」
「何だ?」
「ついでだから質問があんもん」
「言ってみろ」
「すきゃんてぃ、こーゆーすくりぷとも書いてんだけど」
[er]\
お釈迦様「どうした目連、何か困ったことでもあるのか?」[l]
目連 「はい、実を申しますと、亡者となった母が餓鬼道に落ちて苦しんでいるのでございます。何とか救おうと努力したのですが、供えた食物は全て炎の玉となって燃え上がり、母は何も食べることができずにおります」[l]
お釈迦様「その理由がお前にわかるか? 目連」[l]
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「これをじっこーすんと、こんなんなっちゃうんだなー」

「何が変だ?」
「見ればわかるでしょーもー! かっこの中の部分が、2行目からわ名前のとこにでっぱっちゃってんぢゃんよもー!」
「なるほどな。でも、KAGを使っているおいら達はラッキーだぞ。そういう会話文を書く時は、[indent] と [endindent] タグを使えばいい」
「ふーん」
「このタグは必ず二つ一組で使う点を考えると、[link] [endlink] や、[if] [endif] と同じ使い方をするわけだ」
「んで? どーやって使うの?」
「はみ出しそうになる会話文の部分をこのタグで囲ってやるだけだよ」
「んぢゃー、ちょっとやってみんもん」
[er]\
お釈迦様「[indent]どうした目連、何か困ったことでもあるのか?」[endindent][l]
目連 「[indent]はい、実を申しますと、亡者となった母が餓鬼道に落ちて苦しんでいるのでございます。何とか救おうと努力したのですが、供えた食物は全て炎の玉となって燃え上がり、母は何も食べることができずにおります」[endindent][l]
お釈迦様「[indent]その理由がお前にわかるか? 目連」[endindent][l]
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「実行していいかなー?」
「よし、やってみろ」

「すごいねー! タグを2こ書いただけでじどーてきにきれーに直してくれるんだー!」
「これでスクリプトを書くのが楽なこと楽なこと、特に台本形式のシーンなんかは、文字の位置を気にすることなくどんどんシナリオが書けるってわけだ」
「そーだねー!」
「ちなみに吉里吉里/KAGには強力な禁則処理機能も搭載されている。ここでは説明しないけど、興味がある人はリファレンスを読んで研究するといいよ」
「ふーん」
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