2011年6月24日13時41分
梅雨の晴れ間が続く関東地方では24日、埼玉県熊谷市で39.8度を観測するなど、内陸部を中心に記録的な猛暑となった。気象庁によると、埼玉県鳩山、寄居両町、群馬県高崎、館林両市などの5地点で39度以上となり、国内での6月の最高気温を20年ぶりに更新した。これまでの最高は1991年6月に静岡市で観測された38.3度。記録的猛暑だった昨夏でも、最高気温は岐阜県多治見市の39.4度(7月)だった。
35度以上の猛暑日は全国で53地点、30度以上の真夏日は442地点でいずれも今年最多。関東の内陸部は今年初の猛暑日となった22日から高温が続き、24日は太平洋高気圧に沿うように西からの暖かく乾いた空気が吹き込んだため、高温に拍車がかかった。各地で、熱中症によって病院に搬送される人が相次いだ。