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【社会】

学校疎開求め仮処分申し立て 郡山市の児童生徒14人

2011年6月24日 18時12分

 学校ごと疎開する措置を求める仮処分申請のため、福島地裁郡山支部を訪れた弁護士ら=24日午後、福島県郡山市

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 福島第1原発事故で放射線被害の恐れが強いとして、福島県郡山市の児童生徒14人が24日、市に学校ごと疎開する措置を求め、福島地裁郡山支部に仮処分を申し立てた。原発事故による子どもの被ばくをめぐり、司法判断を求めた初のケースとみられる。

 文部科学省は、福島県の小中学校などで年間の積算被ばく線量が20ミリシーベルトとなる放射線量を屋外活動制限の基準値として示したが、保護者らが強く反発。児童や生徒らが学校で浴びる放射線量について「年1ミリシーベルト以下を目指す」との目標を示し直している。

 申立書によると、14人の通学先の積算放射線量は、爆発事故があった3月12日からの75日間だけで3・8〜6・67ミリシーベルト。既に目標値を大きく上回る被ばくで、危険な環境にさらされている、としている。

(共同)
 

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