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KAGって何だろ?
 
◆KAGシステムって?

『KAGシステム』(以下『KAG』)を紹介させてもらう前に、そのコアとなるプログラム言語『吉里吉里』について説明します。

『吉里吉里』は、W.Dee氏が開発された独自のスクリプト言語『TJS』を使って「いろいろなことをする」あるいは「なんとかする」ための物だそうです。(←面白い言い回しだもんね〜<アシ)

『TJS』はJavaScriptに似たプログラム言語なので、プログラムのプの字も知らない初心者には非常に難解ですが、同氏が開発された『KAG』を利用することにより、難しい文法などを知らなくてもアドベンチャーゲームを割と簡単に製作することができます。

『KAG』の正式名称が『吉里吉里アドベンチャーゲームシステム』であることからわかるように、壮大無限な可能性を持つ『吉里吉里/TJS』を、初心者でもわかりやすいタグ挿入形式のスクリプトで制御するためのシステムが『KAG』なのです。

(画面はW.Dee氏のサンプルデモより拝借)


◆KAGの特長

その1)自由度が高い

『KAG』は『TJS』を制御するためのタグ挿入型スクリプトですが、仕様が公開されているため全般に渡ってカスタマイズが可能です。

また『KAG』で制御しきれない複雑な処理は直接『TJS』に行わせることが可能なため、プログラム開発が可能な人は『KAG』の制限を受けることなく様々な効果を生み出せます。

ちなみにおいらはそれほどレベルの高い人間ではないので、この恩恵に預かることはあまりないと思いますが。(^^;)

その2)奥が深い

理解および操作が簡単であることは、制限がつきまとうことを意味します。ですが『KAG』は、様々な制限を極力取り払い、ユーザーの自由な発想を受け入れて余すだけのキャパシティを持っています。(正確には『KAG』というより『吉里吉里』の特徴なのですが)

このため、制作者の技術が向上しすぎたためにツールが貧弱に感じられることがなく、理解したら理解した分だけ奥に進むことができるわけです。

その3)オイシイ

これはどういうことかと言うと、素人のおいらのような人間でも、本職のプログラマでなければ扱えないような難解複雑な効果を『KAG』を使うことによってあっさりゲームに取り入れることができる点です。こんなオイシイ話、他にありません。(笑)

また、スクリプトの流用がしやすいように組まれているため、他人の作ったソースを(もちろん許可を得られれば)自分のゲームに活用することも簡単です。

まだ『吉里吉里/KAG』自体が発表されて間がないのでユーザー数は少ないそうですが、いずれ多くの人が自作のライブラリを発表し、交換できるような場も設けられることでしょう。

その4)それほど難しくない

スクリプトを書くとなるとどうしても躊躇してしまいますが、『KAG』はそれほど難しいわけではありません。難しいのは『KAG』のベースとして動いている『TJS』の方です。

何しろ、非プログラマであり、言語といえばせいぜいホームページ制作のためのhtml程度しか知らないおいらでも、そこそこのスクリプトが書けるのです。

もしあなたが『ホームページビルダー』や『フロントページ』のようなソフトに頼らずにhtmlを手書きできる人なら、すぐにでも『KAG』を使ったアドベンチャーゲームやノベルゲームが作れます。

こんな感じの『KAG』を使って、おいらはすっとこおばかなアシスタントねことともに、次期作品の制作のための練習を始めることにしたのであります。

(こんなふうに縦書きノベルも簡単にできちゃいます)


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