セクハラで心的外傷後ストレス障害(PTSD)となり、最終的には退職させられたとして、キヤノンマーケティングジャパン(旧キヤノン販売)元社員の女性(52)が24日、同社に正社員の地位確認と約4470万円の損害賠償を求め、千葉地裁に提訴した。
訴状によると、女性は05年5月、幹事を務めた関連会社役員の送別会で、記念撮影で無理やり別の役員の膝の上に乗せられたり、性的な言葉を掛けられたりした。7月にPTSDの診断を受け、翌年4月から休職した。健康状態が回復したため、09年4月26日の休職期間満了日前に復職を申し出たが拒否され、27日付で退職となったという。