仲井真知事、福島県訪れ義援金

2011年5月11日 09時41分このエントリーを含むはてなブックマークLivedoorクリップに投稿deliciousに投稿Yahoo!ブックマークに登録

 【福島県で具志大八郎】仲井真弘多知事は10日、東日本大震災で甚大な被害を受けた福島県を訪ね、同県の佐藤雄平知事に、県民から募った義援金と県からの見舞金計1億5600万円を贈呈した。仲井真知事は「福島とは交流の実績がいろいろある。応援団のつもりでやってきた。頑張っていただきたい」と激励。佐藤知事は「福島までおいでいただき、県民を代表して御礼申し上げる。復興に向けてまた全力で頑張っていきたい」と感謝した。(1面参照)

 仲井真知事は「旅費の心配はいらないので、沖縄で疲れをとって、英気を養ってほしい」と被災者に県への避難を呼び掛けた。県の受け入れ態勢については、「1年、2年と長丁場となるので、中身も改良する」と述べた。地元メディアから「基地問題を抱える知事として、国策の原子力政策で(住民が)犠牲になっていることをどう見ているか」と質問される一幕があったが、「直接の答えはご容赦いただきたい」と明言を避けた。

 仲井真知事は同日、いわき市小名浜を視察し、復興支援のために同日から派遣した4人の農林土木関係の技術系職員を訪ね、「しっかり頑張って仕事をしてほしい」と激励した。

« 最新のニュースを読む

写真と動画でみるニュース [一覧する]