海自2被告に無罪 イージス艦衝突事故

2011年5月11日 10時33分このエントリーを含むはてなブックマークLivedoorクリップに投稿deliciousに投稿Yahoo!ブックマークに登録

 千葉県沖で2008年、海上自衛隊のイージス艦あたごと千葉県勝浦市のマグロ漁船清徳丸が衝突し、漁船の親子2人が死亡した事故で、業務上過失致死罪などに問われた当時の当直士官で3等海佐の男性被告(37)と別の男性被告(38)=いずれも起訴休職中=に、横浜地裁(秋山敬裁判長)は11日、いずれも無罪の判決を言い渡した。求刑は禁錮2年だった。

 2被告は一貫して無罪を主張していた。公判では清徳丸が事故前にたどった航跡をめぐり、検察側と弁護側が対立した。

 検察側は、清徳丸を右前方に見る位置で接近したあたごに海上衝突予防法の回避義務があったと主張。弁護側は「清徳丸が直前に右転、加速したのが事故原因」と反論した。(共同通信)

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