暑さ、さらには湿気と格闘しながら福島第一原発で続く復旧作業。その過酷な実態を作業員が語りました。
福島第一原発で作業にあたる木下聡さん(64):「これからだんだん暑くなってくると、熱中症とか結構いるし」
福島第一原発で作業にあたる面川茂樹さん(55):「毎日行くと『きのうは5人とか6人とか、ヘリで運ばれた』とか、ドクターヘリで」
木下聡さん:「臨時的に入ってくる人(作業員)がいっぱいいるもんだから、今までみたいに何日もかけて(放射線などの)教育をする時間もなくて来るんだろう」
福島第一原発周辺では22日、最高気温が30度を超えました。東京電力は熱中症対策として休憩所を増やしていますが、たびたび休憩するわけにはいかないということです。つらいのは暑さだけではありません。
木下聡さん:「暑いのに今度、湿気でしょ。そうすると余計、条件悪くなる」
原発周辺では、23日午前は雨の予想です。雨がっぱを着ての作業は条件がさらに厳しくなり、東京電力にはより細かい体調管理が求められます。
撮影:東京電力