あした天気になあれ!
問題行動を起こす犬たちと、悩みながら向き合うドッグトレーナーの日常ブログ
攻撃行動に関係する発作的な衝動性と自己制御の重要性
この頃、パピー、成犬を問わず、発作的な衝動的な攻撃を起こす
ワンちゃんのご依頼が多いと感じている。小型犬と日本犬に多く発生
しているが、人気の大型犬種にもしばしば見られるように思う。

攻撃的な行動の原因がなんであれ、私が目指す改善の目標は
「犬が攻撃を起こさないよう、自己制御できるようになってもらうこと」だ。

攻撃的な犬は、行動が非常に衝動的である、という特徴がある。

衝動的な犬は、カっときたらすぐに攻撃し、攻撃に加減がない。
カっと来るか来ないかは、同じことをしても(ブラッシングなど)
日によって違ったりするので、飼い主は叱っていいのか、なだめたほうが
いいのか、非常に混乱することが多い。結局、叱ってもなだめても、
犬の衝動的な攻撃が止まらない、場合によっては攻撃の頻度が増えたり
するために、私に相談が来ることになる。

最近になって、食べ物を与えようとすると攻撃的になる犬のなかに、
興奮を制御できない発作的な衝動から攻撃が起きているケースもあるのでは
ないか?
と考えるようになった。
今扱っている、ケースNo.1105-S1の犬も、実はそのケースに当てはまるタイプ
ではないか?と、初期診断を訂正して様子をみている。

「食べ物を守る」というのは犬の能動的、積極的な行動(俺の食べ物に触れるな!
早く食いものをよこせ!という明確な意思表示)としても起こりうるので、
当初は意図的な行動だと思っていたが、その場合は行動療法の効果が早く出るため、
解決にはさほど時間がかからない。

今回のケースの場合、行動療法で要求的な行動が影を潜めたため、今までは
見えにくかった発作的、衝動的な要素が見えやすくなったのだろう。
この犬は要求的な行動は全くないわけではなく、むしろ一般的な犬よりは強い。
ただ、問題はそれだけではないというのが、事態をややこしくしている。

発作的な攻撃行動を起こす犬は、「耐えられること」がとても少なく、
耐えられる時間も短い。普通の犬が「我慢とも思わない出来事」が、
「とても苦痛で耐えられない」と感じているように見えることもある。

とにもかくにも、行動をコントロールするのは犬自身、なので、
自己制御を強化するトレーニングをする、というのが攻撃行動解決の柱だ。
自己制御向上プログラムとも言うべき、トレーニングプログラムを、
日々考え、改良しているのである。

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プロフィール

kitanodog

Author:kitanodog
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1970年生まれ ドッグトレーナー
物ごころついたときから超のつく馬好き、犬好き。馬好きが高じて、小学校5年生から5年間乗馬を習う

1989年 日本訓練士養成学校で犬の訓練を学ぶも、訓練士にはならず競走馬の育成牧場で競走馬の調教をしていたが、体力的に無理があったため3ヶ月で退社。札幌に戻り乗馬クラブに入社、5年間インストラクターを務める(乗馬倶楽部振興協会 乗馬指導者資格取得)

2004年 北野ドッグスクールを開設。問題行動を専門に扱うドッグトレーナーとして、日々奔走しています。



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