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辺野古しかないという思い込み理解できない 知事、首相発言バッサリ2011年6月24日  このエントリーをはてなブックマークに追加 Yahoo!ブックマークに登録

菅直人首相らとの昼食会談後、記者団の質問に答える仲井真弘多知事=23日午後、那覇空港

 仲井真弘多知事は23日、沖縄全戦没者追悼式に出席した菅直人首相が記者団に米軍普天間飛行場の県外移設は困難との考えを示したことについて「移設先が辺野古しかないという思い込みは私には理解できない」と突き放し、県外移設要求をあらためて強調した。那覇空港での菅首相らとの昼食会談後、記者団に答えた。さらに菅首相が辺野古移設は普天間の「固定化を避けるための努力」と述べたことについて、仲井真知事は「普天間移設と早期返還が一番のポイント。それに時間がかかって『これみんな沖縄のせい。固定化だ』と言われたら、とんでもない話」とけん制した。
 一方、菅首相が追悼式でのあいさつで、新しい沖縄振興計画で求めている一括交付金の実現などに言及したことに、仲井真知事は「よくあそこまで踏み込んで一国の首相が約束してもらったなぁと、これは高く評価できる」と称賛した。
 しかし記者団から「退陣表明した首相が約束を履行できると思うか」と問われると、仲井真知事は「そこはどう理解したらいいのだろうか」と戸惑いつつ、「首相が代わっても、政府としての国民、県民に対する約束は当然、政府として責任を持つべきだし、やってもらえると考えている」と述べた。
 昼食会談は追悼式後、空港内の貴賓室で行われ、首相側は福山哲郎、滝野欣弥両官房副長官、県側は上原良幸、与世田兼稔両副知事、又吉進知事公室長が同席した。会談で基地や振興の話は一切出なかったという。


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