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米グーグル、商店街撮影を本格化 元気な仙台を世界に発信

さん竹の店内をカメラに収めるグーグルの撮影スタッフ

 米インターネット検索大手のグーグルが「元気な仙台の商店」を世界に発信する準備を進めている。今月に入って街並みを写す「ストリートビュー」と、店舗内をパノラマ画像で見られる「おみせフォト」の撮影が本格化。年内にもネット公開する予定で、同社日本法人は「震災から復興する仙台の魅力をPRしたい」としている。
 ストリートビューは5月末から7月にかけ、中心部のアーケード街をはじめ仙台市内を撮影。おみせフォトは今月20日から約1週間で、アーケード街の飲食店、衣料品店など計195店を写す。
 このうち、おみせフォトはデジタルカメラに魚眼レンズを付けて前後左右の画像を収め、周囲360度を見られるようにする。同社の地図サービス「グーグルマップ」を通じて閲覧できる。店舗撮影は仙台商工会議所などが仲介した。
 23日には中心部の東一番丁通に面したそば店「さん竹」などで、営業中の店内の様子を撮影。飲食店はガスの復旧遅れで1カ月近く休業したケースが多く、さん竹の大田仁恵社長は「世界に発信にしてもらえれば、街のさらなる復興の足掛かりになる」と期待した。
 日本法人広報部は「震災で東北や日本が駄目になったと海外から誤解されている部分もある。元気な本当の様子をグローバルに伝えるお手伝いをしたい」と話している。
 おみせフォトは東京、大阪など国内や米国、オーストラリアの大都市を取り上げているが、東北では仙台が初めて。同社は今後、会津若松市でも同様の取り組みを行う。


2011年06月24日金曜日


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