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　東日本大震災被災地支援イベントに出演するために来日した米ポップ歌手、レディー・ガガ（２５）が２３日、都内で来日会見を開いた。これまでの募金活動や復興支援メッセージに対して、溝畑宏観光庁長官から感謝状を手渡されると、いきなり３度のキスをプレゼント。会見中に口をつけ、真っ赤な口紅がついたティーカップをチャリティーオークションにかけることを発表するなど、キスマークだらけの“ガガ・ショー”を繰り広げた。

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　大胆なパフォーマンスはコンサートだけではなかった。ガガは３０分間の会見でもキスマークと涙で強烈な印象を残した。

　３０センチ以上のハイヒールに緑のおかっぱヘアのガガは、フェルトペンで『日本の為に祈りを。』と書いたティーカップを手に登場。日本語で「オハヨウ」とあいさつすると、カップをオークションに出して、収益を赤十字社を通じて全額寄付することをサプライズで発表。「この口紅が私が飲んだ証拠よ」といたずらっぽく笑った。

　ガガは、震災直後から「日本の為に祈りを。」とメッセージを刻んだリストバンドを製作し、収益１５０万ドル（１億２０００万円）を寄付。ニューヨークのフリーペーパーのインタビューでは「日本は安全です。復興を支援するために、みんなで日本を訪れましょう」と世界にアピールするなど、被災地支援に積極的に取り組んできた。

　そんな歌姫に、溝畑長官が「ガガさんが日本は安全だと発信してくれて心強い」と日本政府からの感謝状を手渡した。ガガは長官のほおにいきなり熱烈なキスの返礼。その後もキスを受けた長官は「３回もしてもらった。刺激だったね。顔洗えないよ」とキスマークがべっとり残ったほおにご満悦だった。

　ジョン・Ｖ・ルース駐日米国大使からも感謝の言葉を贈られたガガは、思わず涙。「東京中を走り回って、ここは安全よと伝えながら、リトルモンスター（ガガのファン）にキスをしたいわ」とご機嫌だった。

　２５日に千葉・幕張メッセで開催される復興支援イベント「ＭＴＶ　ＭＵＳＩＣ　ＶＩＤＥＯ　ＡＩＤ　ＪＡＰＡＮ」では、安室奈美恵、ＡＫＢ４８らと競演する。日本には来月１日まで滞在予定で、ガガは「被災地に行きたい」と表明しており、サプライズ慰問の可能性もある。

（デイリースポーツ提供）