伊丹市の西洋懐石レストラン「アンシャンテ」が、酒かすを使ったようかんを商品化した。伊丹地域ブランドの和菓子として、地元の酒造家に生まれた俳人にちなみ「おにつら」と名付けられ、土産物として売り出す。
2009年に始まった伊丹ブランドには、梅酒や生ポン酢、市のマスコットグッズなどがあり、酒かすようかんは食べ物では10作目。
アンシャンテによると、清酒発祥の地であることをPRするため、岡山産の白小豆などに地元の伊丹老松酒造でできた酒かすを入れ、上品な甘さと調和させた。添加物や保存料は使わず、賞味期間は未開封で2カ月、開封後でも2週間あるという。
商品名は、伊丹の酒造家の三男で、俳人の上島鬼貫にちなんだといい、箱の裏には代表句も載せた。
1日100本限定で、1本(380グラム)1300円。同市中央3の両店で販売している。アンシャンテオーナーの宇津木由夫さん(61)は「伊丹の手土産として定着してほしい」と話している。アンシャンテTEL072・777・2741
(霍見真一郎)
(2011/06/23 09:30)
Copyright© 2011 神戸新聞社 All Rights Reserved.