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【芸能・社会】ゴマキ 事実上引退2011年6月23日 紙面から
元モーニング娘。のメンバーで歌手の後藤真希(25)が22日、自身の公式ホームページで来年1月から芸能活動を休止することを発表した。所属事務所によると、活動休止期間は無期限で、事実上の引退になりそうだ。 直筆の文字で「今日は大切なお知らせがあります」と切り出した後藤は、芸能活動休止の報告とともに、これまで支えてくれたファンやスタッフ、家族や仲間への感謝の気持ちをつづる一方、活動休止を決心した理由は、最愛の母・時子さんを失った心の傷が今も癒えず、人生を見つめ直した結果であると明かしている。 モーニング娘。のアイドルからセクシーな本格派アーティストへと変身し、歌姫として新たな人生を歩み始めた後藤をどん底に突き落とす不幸な事件が発生した。昨年1月23日、時子さんが自宅3階から転落し、55歳の若さで亡くなった。 後藤は「母という強くて大きな支えを失ったことで、私は考えるようになりました。自分が走ってきた道を日々振り返り、今までと違った思いで自分の将来の人生を考えるようになりました。皆さんの存在はとてもありがたく感じています。だけど、自分の中に空いた大きな穴が埋められないままなんです」と心境をつづっている。 時子さんの急逝後、しばらく活動を休止。昨年6月のミニライブで再始動したが、後藤に近い関係者の話では、復帰後にCDを出したり、ライブで歌ったり、雑誌やテレビに出たりするたび、誰よりも後藤真希のファンであり、全ての活動を見守りながら全力で応援してくれていた母がいないという孤独感や虚無感が強くなっていったようだ。 「今までずっと、自分ではない誰かのために生きてきました。そんな私が、今度はほかの誰でもなく、自分のために生きてみたいと思うようになりました。それは、ゴマキではない自分、後藤真希という普通の自分に戻ってみたいという願望に繋がりました」 自分の人生に本当に必要なものは何なのかを、芸能界の喧騒(けんそう)とは離れた場所で考えたいという意向が芽生え始めた後藤はマネジャーに相談し、今年3月から所属事務所と話し合いを重ねてきたという。 後藤が直筆メッセージでつづったとおり、今後は7月に新曲を発売。エイベックス主催の野外音楽イベント「a−nation」には7公演すべてに出演する。また、秋にはエイベックス移籍後最初で最後? となるアルバムを発売。12月には約4年ぶりの単独ライブを開催するという。アイドル時代から現在までの13年間の芸能活動の集大成となる“見納め”ライブになりそうだ。 後藤は最後に「私の身勝手な決心をご理解いただけることを願いながら、活動休止までのあいだに一人でも多くの皆さまに感謝の思いが届くよう、パワー全開で頑張ります」と強い決意をにじませた。 PR情報
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