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再度「朝鮮人殺せ!」コールを検証する
「何を言ったか」より「誰が言ったか」の権威主義を正せ!
さる平成23年6月5日、『救う会全国協』と『頑張れ日本!全国行動委員会』などによる拉致被害者奪還デモに在特会(在日特権を許さない市民の会 =桜井誠会長=)が参加し、同会による「朝鮮人を殺せ!」とするシュプレヒコールが問題視されたことで今後、拉致問題デモからの在特会パージは確実な状況となった。
現在の日本が抱えている問題は幾多にも上り、実に多様で、「神の思し召し」ではないが一つだけ全面的に解決してやろうと言われれば私なら「拉致問題」を真っ先に挙げる。
拉致問題こそは日本が主権国家として何を置いても解決すべき問題であり、経済・雇用、医療、社会保障などの他、安全保障と治安だけをとっても数ある問題の中で、北朝鮮による日本人拉致事件こそは国家ぐるみで行なわれた最大級の外国人犯罪であり戦争行為であると言えよう。
領土ならば極端な話、50年後、100年後にでも取り戻せば良いが、拉致問題の場合は拉致被害者は勿論、その奪還を待ち望む家族の側も歳をとっているわけで一日でも早く、家族が元気で生きているうちに全面解決としたい。
それほど喫緊性のある問題が日本人拉致事件の全面解決であり、その拉致被害者奪還を目指すにあたって取り組んでいる運動の中で起きた見解の相違、対立というものをアヤフヤなままにしておくことは非常に宜しくない。
これは日本人が拉致問題に今後どう取り組んでいくのか、本気で全面解決する気があるのかを問うた非常に重要な問題である。
私の見解は当ブログでも述べたように在特会と桜井会長のスタンスを全面的に支持し、共に「朝鮮人殺せ!」コールを日本中に巻き起こせとするものである。
「殺せ!」コールを巻き起こせ
http://blog.livedoor.jp/samuraiari/archives/51754022.html
平成19年の夏以降、在特会と共に行動してきた私が直に目にしたのは、朝鮮民族学校にせよ朝鮮総連にせよ、在日朝鮮人に関わる問題では桜井会長らが絶えず横田めぐみさんら拉致被害者の奪還ポスターを掲げ、常に行動において拉致問題が念頭にあったと思われる事実だ。
拉致問題を重視しているからこそ在日朝鮮人を攻める、朝鮮総連を攻める、自民党を攻める、民主党を攻める、警察を攻める、外務省を攻める、法務省を攻める、裁判所を攻める…。
これまで「行動する保守」「行動する運動」「行動する社会運動」そして「排害主義運動」などと称してきた我々の街頭行動であるが、拉致問題に重点的に取り組む救う会などの団体をいずれもの機会でも目にすることがなかった一方、各地・各方面で在日朝鮮人という「民族問題」に正面衝突してきた在特会の行動こそは本当の意味で拉致被害者奪還運動であったと思う。
その在特会が初めて参加した救う会デモで「殺せ!」とする些か端的な表現で北朝鮮を攻めたからと言って、それを口実に在特会をバッシングし拉致被害者奪還運動から排除するとは断じて許されたものではない。
仮に、例えば、あの「殺せ!」コールが在特会ではなく、保守系政治家なり医師や法曹界関係者など知的階層の保守から発せられたコールであったとしたら、主催者らは「先生方、よくぞ言って下さいました。有り難う御座います」と歓待していたに違いない。
つまり在特会が言ったから問題にされたのだ。在特会が「殺せ!」と言ったものだからチャンネル桜あたりにしてみれば、「チンピラ風情の在特会如きが何を!」といったところなのだろう。
結局は在特会が言ったから気に食わない、在特会こそが新たな拉致被害者奪還運動のスタイルをリードし始めたことが気に食わないのである。
ことほど左様に、保守・右派の運動に限らず現在の日本では
「何を言ったか」よりも―
「誰が言ったか」が重要視されてしまっている。
まさしく権威主義であり、この権威に陥った国も社会もいかなる組織も衰退の一途を辿るのみだ。
では、その権威ある知的階層の保守派が「朝鮮人を殺せ!」とする強硬発言に踏み切る可能性はあるのか?
まず皆無であると申し上げたい。
誰もが言えない、言えないがゆえに思ってもいけないこととなってタブーとする風潮に支配され口はおろか手も足も雁字搦めに縛られているのが実状ではないか。
誰も言えない、誰も言わないからこそ誰かが口火を切って先頭に立たなければならない。
同じようなことは以前に何度もあった。
かつて「せと弘幸BLOG『日本よ何処へ』」で児童相談所による児童隔離の民事訴訟を取り上げた時、裁判の当事者(当時、新風党員)を通じて然る保守系大物が難癖をつけてきたことがあった。
http://blog.livedoor.jp/the_radical_right/archives/52331268.html
http://blog.livedoor.jp/the_radical_right/archives/52335032.html
誰が誰のブログで書いたか、ということよりも「(ブログの)内容を見て欲しい」とする当事者の言い分はまったく無視されたという。
結局のところ「瀬戸弘幸が主導しているように見えるのが気に食わない」「新風が仕切っているように思われるのが気に食わない」「西村修平が主導している運動だから気に食わない」「主権回復を目指す会が中心に来ているので気に食わない」…。
既存の保守団体からの難癖はいつも「誰々が言ったことだから気に食わない」の一言に尽きるわけで、こうした既存保守のメンタリティが拉致問題にせよ何にせよ、運動の進展を妨げてきたと言えよう。
今回の拉致問題に関するデモにおいてもチャンネル桜代表の水島聡(=写真)が激しく在特会を批難したようだが、「大同団結」を謳いながらも大同団結を阻害してきたのはどちらか。
在特会の桜井会長はインターネット中継を通じて「いつも喧嘩を吹っかけて来るのはチャンネル桜の側である」として激しく反論したが、さる5月25日のパチンコ反対集会にせよ反支那(反中国)デモにせよ、少なくともこちら側は「水島が言っていることだから気に食わない」とする意味で批判したことはない。
「朝鮮人を殺せ!」コールの背景をひも解けば、「殺せ!」とする主張そのものが問題なのではなく、「在特会が言ったことだから」という理由に尽きる。
そこには拉致問題を可及的に進展させるためには「何を言うべきか」「何を主張したか」という観点がまるで欠落してしまっている。
水島らチャンネル桜の言い分は「拉致問題の解決を目指した保守運動に相応しくない」「過激すぎる」「世間からの支持を失う」とする一見は尤もらしいものだが、自ら停滞・低迷させた拉致被害者奪還運動にどのようにして新たな活路を見出すべきかという観点を巧妙に覆い隠してしまっている。
このような水島の相貌にも相応しくない甘言に踊らされてはならない。
繰り返すが、重視されるべきは誰が言ったかではなく、「何を言ったか」である。
本来なら保守運動をリードする知的階層が言うべきところを誰もが萎縮し、妙な権威主義に囚われてしまったため在特会という新興勢力が敢えて声をあげたものである。
「誰が言ったか」に通ずる話かも知れないが、表現についての直接的な注意を受けたことがつい最近にもあった。
あれは6月2日、『パチンコ屋は節電に協力しろ!緊急呼びかけ委員会』(渡辺昇・事務局代表)として衆議院議長宛に約五千数百名分の署名を提出しに行った時のこと。
経済・治安を守れ!「パチンコ節電」署名を衆院提出
http://blog.livedoor.jp/samuraiari/archives/51748258.html
ほんの数十分、面談してくれた然る自民党国会議員は「節電に協力しろっていう表現は考えなきゃならないよな」と苦言を呈したものだが、政府の公文書ではあるまいし民間団体がやっていることに過ぎないというのに、これが保守政党に蔓延した現代日本人のメンタリティなのだろう。
むしろ保守であるとか保守でないといった枠に限らず、「朝鮮人を殺せ!」は無理でも最低限『金正日を殺せ!北朝鮮糾弾緊急呼びかけ委員会』のような超党派組織でも立ち上げて拉致問題を追及してこそ日本の政党、政治家としての使命だと思うが、それが土台不可能であることはここで縷々述べてきた通りである。
日本人自体が不可能と思われた領域に踏み込んだ時、これまで不可能と思われたことが動き出したりする、それが変革の常だろう。
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