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 スパーリングを終え、悔しさのあまり号泣する山崎静代=韓国・木浦室内体育館

 スパーリングを終え、悔しさのあまり号泣する山崎静代=韓国・木浦室内体育館

(6/23)

 女子ボクシングミドル級でロンドン五輪出場を目指す、南海キャンディーズのしずちゃんこと山崎静代(32)が22日、遠征先の韓国・木浦(モッポ)室内体育館で、生まれて初めて同じミドル級の選手と対戦した。09年に女子アマチュア選手権を制したミドル級のノ・ヒミン(22)とのスパーリングで、結果はドローだったが、明らかに劣勢。ボコボコに打たれたしずちゃんの顔は真っ赤に腫れ上がり、悔しさで号泣。世界との実力の差を思い知らされた韓国“武者修行”となった。

  ◇  ◇

 同クラスの選手との初めての実戦。ドローという結果以上に実力の差は歴然だった。

 元韓国王者と五輪ルール(2分4R)でのスパーリング。対戦後、記者から反省点を質問されると、黙り込み、「(前日)頑張ると言っていたのに何もできなかった。10点です」とうつむくと、涙が止まらなくなった。

 1R目から打ち合っては離れて休む展開。威力十分な相手の左フックをもらうたびにムキになって打ち返し、ケンカのような殴り合いの乱戦となった。「2Rぐらいでスタミナが落ちてきた。殴られたら殴り返すケンカをしていてはダメ」と猛省。笑顔でリングを下りた相手とは対照的に、まともにパンチを浴びたしずちゃんの顔は真っ赤に腫れ上がっていた。

 09年に女子アマチュア選手権を制し、地域の大会を含め9度の優勝経験を誇るヒミンは、身長173センチ、74キロのハードパンチャー。劣勢の戦いの中で、しずちゃんが右ストレートでヒミンをひるませる場面もあった。「同じ階級の人と初めての試合はいい経験。パワーは通用した」と悔し涙の一方で、手ごたえも感じた。

 韓国遠征は22日で打ち上げ。今後は、7月2〜9日にインドネシア・ジャカルタで開催される国際大会「プレジデントカップ」を見学し、チャンスがあれば現地で試合を終えた選手に“突撃アポなし対戦”を申し込むつもりだ。

 8月には日韓合同合宿が日本で行われ、今回対戦したヒミンも参加する可能性もある。涙とパンチで腫れ上がった顔でしずちゃんは「次、対戦したときは確実に勝てるようにしたい」とリベンジを誓った。

(デイリースポーツ提供)

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