IEAが石油備蓄の放出決定 高騰を抑制へ【パリ共同】国際エネルギー機関(IEA)の田中伸男事務局長は23日、パリで記者会見し、同日の理事会で加盟国の戦略石油備蓄の放出を決定したと発表した。日本を含む加盟国は日量200万バレルを30日間、計6千万バレル放出する。 混乱が続くリビアの産油量の激減などを背景に、原油価格の高騰が続いていることから、IEAはリビア産原油の喪失分を上回る規模の備蓄を放出し、価格の抑制を狙う。 備蓄放出は、超大型ハリケーン「カトリーナ」で米メキシコ湾岸の石油施設が被災し、日量最大150万バレルの供給が失われた2005年9月以来。 【共同通信】
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