対馬市議会(定数22)の議員報酬を現行の年間約448万円から1日3万円の日当制に改める条例制定を目指している市民団体「対新会」(友納徹代表)は25日、地方自治法に基づき、条例改廃の本請求に必要な法定署名953人分を市選管に提出した。
同会は今月10日に市選管から市条例改廃請求代表者証明書の交付を受けて署名活動を開始。本請求には有権者数2万9034人(3月2日現在)の50分の1(581人)以上の署名が必要で、同会は24日までに集めた。
提出された署名を市選管が審査、縦覧、確定し、有効と認められれば市長に議員報酬の条例改廃を本請求できる。本請求を受けた市長は20日以内に市議会を招集し、日当制の条例案を市議会に提案。市議会は条例改正案を審議、採決する。
同会が作成した条例案は日当の支給対象を▽定例会▽臨時会▽委員会▽市主催や共催行事▽議長が認めたその他の議会活動--などに限定。期末手当は廃止するとしている。
毎日新聞 2011年5月27日 地方版