福島第一原発の汚染水浄化システムで、弁を開く表示と閉じる表示が逆になっていたため、汚染水が浄化装置を素通りするトラブルがありました。

 福島第一原発の汚染水浄化システムは、除染能力が想定を大幅に下回っていたことなどから、運転が停止していました。東京電力が確認したところ、水の流れを切り替える弁の開閉表示が誤っていて、一部の汚染水が浄化装置を素通りしていたのが原因だということが分かりました。閉めるべき弁が開いていたのに気づかなかったため、汚染水が本来のルートを流れず、浄化装置を素通りしたということです。その後、調整したうえで、23日午前0時40分ごろに試運転を再開しましたが、本格稼働のめどは立っていません。

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