NHK滋賀県のニュース　大津放送局

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体罰の臨時講師を懲戒処分

大津市の市立中学校で耳の不自由な女子生徒の姉妹の頭をたたくなどの体罰を繰り返していたとして県教育委員会は２８歳の男の臨時講師を減給３か月の懲戒処分としました。
懲戒処分を受けたのは、大津市の市立中学校に勤務していた２８歳の男性の臨時講師です。
県教育委員会によりますと、この講師は去年１月ごろから、担当していた耳の不自由な生徒が学ぶクラスの当時中学３年生だった女子生徒の頭をたたいたり、ペンでつつくなどの体罰を繰り返したほか、足を蹴ってケガをさせたということです。
また、ことし５月には同じクラスに通う中学２年生の女子生徒の妹に対しても頭をたたくなどの体罰を加えていたということです。
男性講師は「指導上のいらだちから体罰を加えてしまった。
生徒と保護者の方に本当に申し訳なく、反省している」と話しているということで、県教育委員会は減給１０分の１、３ヶ月の懲戒処分にしました。
男性講師は２３日付けで依願退職しました。
大津市教育委員会は去年１１月に保護者からの連絡で、この問題を把握していましたが県教育委員会に報告していなかったということです。
県教育委員会教職員課の矢野浩一課長は、「体罰は問題であり、早く県に報告があるべきだった。
今回の行為で県民の教育全体に対する信用を失墜させたことを誠に申し訳なく思う」と謝罪しました。この問題をうけて大津市教育委員会は障害のある生徒のクラスでは複数の教員で指導を行う機会を増やすことを検討しています。

06月23日　18時59分

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