ACとって必要なことは |
私たちACに必要なのは、自分にとって生き苦しい思考・行動パターン、この |
あなたという存在や、あなたの性格や人格は、容易に変わるものではないですし、本来変える必要の無いとても大切なものです。 |
でも、自分を生き辛くさせているパターンを変えることなら、たとえ時間はかかっても必ず出来ます。 |
そして、こうした無理な思考・行動パターンの基盤にあるのが、「あるがままの私では愛 されない」「生きていてはいけない」「何の役にも立たない」という 自己否定感です。 |
だから私たちACにとって、“生き方の癖”を意識的に変えてゆくことと共に、今ひとつ 重要なことは、エンパワー(生きる力を与えられること) を 受けて、自己肯定感を育てることでもあります。 |
“自分いじめ”ではない「自分の生き方の点検」をしたり、エンパワーを受けることは、私たちにと ってとても必要なことです。 |
それはちょうど、「自分」という種を鉢植えにまいて、水をあげたりお日様に当ててあげた り、害虫(生き苦しいパターン)がついたら取り除いてあげて、ゆっくり大切に花を育てることと似ています。 |
そしてACに必要なエンパワーは、自分という存在が否定されず、点数をつけられず、待たれている存在となれる場所で得られるものです。 |
たとえばセルフヘルプ・グループ(自助グループ)では、仲間同士が互いに対等な立場で出会い、共感の力を分かち合ってエンパワーし合います。 自助グループには治療者や援助者は存在しません。そこに居るのは、自分と同じような体験をしてきた「もうひとりの仲間」だけです。 |
また自助グループではよく「仲間が自分の鏡になってくれる 」と言います。 自分ひとりで孤立するしかなかった状況では、自己嫌悪や自罰感に苦しめられた様々な問題も、仲間と出会い、「自分ひとりではなかった」という安心感が得られると、それは自分の“生き方の癖”の問題として、適切に向き合うことが出来るようになります。 |