俺たちに翼はない・第12話・最終回
翔が鷹志と小鳩を車に乗せたのは自分の多重人格について自覚を持った鷹志が過去の記憶を取り戻す場所への回帰の為だったのか。後で出てくる和馬が翔に言われて鷹志を見ていたのと言い、翔はどう言う事情で鷹志に関わっていたのだろう。
どうも鷹志(ヨージ)は過去に精神的にやられていた母親を手にかけてしまったらしい。小鳩を守りなさいと言われていたのにどうして仲がいいのかと怒鳴る母親。アニメではその程度しか描かれないが、そんな経緯から母親を自らの手で殺してしまったと思った鷹志(ヨージ)がその心の傷のせいでならくに落ちて代わりの人格が鷹志(タカシ)であり、それを補って現れたのが鷲介や隼人。伽楼羅は・・・おまけ?w でも伽楼羅を翔や蔵人は一番気に入ってる感じだ。こっちも見ていて一番安心できるキャラだったなw
ところが昔お世話になった神父さんが小鳩に託していた物があった。母を手にかけた罪の意識からならくに落ちてしまった鷹志が我を取り戻す事が出来た時にはこれを見せろと。母が死んだ本当の理由は服毒自殺と言う新聞記事に漸く鷹志が開放される日が来た。
本来の人格を取り戻した鷹志がこれまで別人格でつきあって来た人達に彼らが今はもう居ない事の事情を話して回る。みんなそれでも鷲介や隼人をひっくるめて鷹志を認めてくれる。そもそも鷹志(ヨージ)の人格が想像以上に快活だからなあ。マスターの冗談に普通に突っ込んでるし。
アリスなんてそれでも大丈夫だとw
ところがサブキャラ達とはそうやって話を交わしているのにメインヒロイン達とはほとんど会話していない。と思ったら鷹志(タカシ)や鷲介や隼人がどうなろうと変わらずせまって来るのであった。そうか、これが第1話で見た「なにこのいきなりなハーレム」に繋がるのか(私のマイミクの一人は「なにこれ」で第1話で切っちゃったそうで)。
いいんじゃないかな。いい落としどころだと思う。
そう、前回も書いた様に第1話のいきなりのハーレム状況になんだこのHゲーム原作アニメはと言うのが第1話の頃の感想だった。それがこう言う作品になろうとは原作を知らない私に想像が出来たであろうか。ネタバレを回避して十分堪能出来た。マルチヒロインのゲーム原作をうまく構成したとてもいい出来だったと思う。
それにしてもこうやって見ると第1話はキーワードばらまきまくりだったんだな・・・と思って見返したら大まかな構成は同じでも服とか喋ってる事とか違うよ。
キーワード言ってないし。やるなあ。
私にとっては非常に珍しい事だけど、原作ゲーム買ってみようかな・・・